そんな不便を解消してくれそうなのが、カナダのスタートアップが開発した電気キャンドルライター「ArcLighter」。火を使わずにロウソクを灯せるというもので、しかも充電して繰り返し使える。
・高熱の電気アークで点火
ArcLighterはスティック状で、先端に点火部分がある。点火部分には2つのセラミック電極があり、電極間に高熱の電気アークを流すことで、着火できる仕組みだ。この技術については現在、特許を申請中だという。
電気式だからといって、車に装備されている電熱式ライターのように使う前しばらく待つ必要はなく、ボタンで瞬時に点火できる。また、通常のライターのように炎は出ないので、あらゆる角度で安全に使用することができるのもポイントだ。
用途としては、キャンドルだけでなく、紙や線香、ガスコンロの点火など、幅広く使える。
・ガスタイプより長寿命
そしてArcLighter最大の特徴は、何と言ってもUSBケーブルで充電して繰り返し使えること。リチウムイオン電池を内蔵していて、充電されているかはボタン周りのライトで確認できる。
当然、充電回数を重ねるごとに電池は消耗していくわけだが、開発元によるとバッテリー容量が当初の80%程度になるまで少なくとも2、3年はもつとしているので、ガス式のライターより長寿命だ。
・予約が殺到中
スペックは長さ20cm、直径1.8cm。充電ドックとケーブルがセットになっている。
現在、資金調達サイトKickstarterで展開しているキャンペーンでは予約が殺到中で、すでに目標額をクリア。もっともお得なパッケージは“完売”し、現在は40カナダドル(約3800円)で入手できる。
世界中どこにでも発送してくれるので、ライターを頻繁に使用する人は要チェックだ。キャンペーンは4月27日まで、発送は11月ごろを予定している。
ArcLighter/Kickstarter