SNSのGREEや、携帯RPGゲームの「神獄のヴァルハラゲート」などを手がける大手インターネット企業のグリー株式会社が、新しく始めたサービスだ。グリー株式会社、Tonight事業推進部の広報、神山 隆憲(こうやま たかのり)氏に話を聞いた。
Q1: どのような経緯 でこのサービスを開発する事になったのでしょうか?
このサービスに発展した経歴を教えてください。
「海外の宿泊予約市場では、既に当日・直前の予約に特化したホテル予約アプリが急速にシェアを伸ばしており、PCを起点としたこれまでのWEBサービスとは一線を画す形のHotelQuicklyやHotelTonightといったスマートで簡単に宿泊予約のできるスマホアプリが、先行してユーザーの支持を獲得している背景がありました。
国内においても、スマホの急速な普及に伴い、あらゆる業種でリアルからWEB、WEBからアプリへとデバイスシフトが加速している中、宿泊予約のマーケットにおいてもスマホシフトの波に対応したアプリが求められると確信していました。
宿泊予約サービス自体には特に真新しさはありませんが、スマホアプリの特性を活かし、これまでのWebベースのサービスとはまったく異なるUIによって新たなユーザー体験を提供することができれば、革新的なサービスになりうると考え、事業化することを決定いたしました。」
Q2: このアプリは予約、決済までが最短3ステップで完了し、とてもシンプルです。この商品を開発中、苦労した点はあ りますか?
「アプリとしてシンプルであることを再優先に開発を行いましたが、シンプルであるということはできることが少ないということではありませんので、どうすればユーザーに必要にして十分なホテル予約体験を提供できるかを考えて開発を行ってきました。
例えば、Tonightが扱っているホテルの在庫は、Tonightが独自で仕入れているものもあればそうでないものもあり、ホテル側から提供されるデータも必ずしも統一されていなかったりします。
そういった様々なホテル在庫の情報をどう見せればユーザーのニーズが満たせるのか、データの加工方法を考えたり時には人力で大量のデータ編集をしたりと、裏では結構泥臭いことをやっているのが苦労したところだと思っています。」
Q4: 高級ホテルからカジュアルなホテルまでたくさんリストにありますね。当日価格で高級ホテルでも通常より安く泊まれるケースもあると思いますが、ローンチ後のユーザーの反応はいかがでしたか?
「ローンチ後は、ホテルの集中している東京・大阪などの大都市を中心に利用ニーズが生まれ、実績も当初予定していた目標値を大幅に上回る結果となりました。
前月比で200%を上回るペースでDL数、宿泊数ともに伸長しており、スマホシフトの時流に乗るサービスが、ユーザーに受け入れられている手応えを日々感じています。」
Q5: Tonightでは4月6日(月)からキャンペーンを実施するそうですね?
「2015年4月6日(月)~19日(日)までの間、期間中Tonightをご利用いただいた場合に、宿泊費の最大27%をポイントバックするキャンペーンを実施予定です。
「Tonight/27」の名前にちなみに最大27%としました。さらに、アプリ新規登録をしていただいた方にTonight宿泊ポイント2,000円相当をプレゼントいたします。」
Tonight ウェブサイト (iPhone版/Android)
(Writer: Saera Jin)