Lumify360は、KPIデータおよびKRIデータを戦略目標・事業目標・リスク許容度とともに捕捉・統合・補強するプラットフォーム。既存のGRCプラットフォーム「Predict360」と合わせて、360factors社の旗艦製品となる。
中小企業向けに構築、従来は大企業向けだった本格機能を提供
Lumify360は数日で導入が完了する統合プラットフォームで、組織全体でのデータアクセスを実現する。内部および外部の幅広いソースやチームからデータを収集し、KPIおよびKRIを強化。エンドユーザー報告や事業分析、事業パフォーマンスの予測インサイトを提供し、ビルトインのワークフロー自動化機能とAI技術によりデータの実用性を高めるという。中規模組織向けに構築されているため、従来は大企業のみを対象としていた本格機能(データレイク、Power BIでの視覚化、データコネクタ、ワークフローエンジン、強力なデータガバナンスなど)が中小企業にも提供される。
また、Lumify360には統合AIコンパニオン「Kaia」を搭載。データ分析や専門家に頼らずとも、あらゆるユーザーが即座に必要なインサイトを得たり、アナリティクスを深堀りしたりできる。
データの孤立化を防ぎ、統合と連携を実現
実は、ほとんどの企業はKPIデータの入手・利用まではできる。しかし、多くの場合データは孤立するか分断されているため、統合・強化・連携させるのは難しい。そのため、データ活用によるタイムリーかつ確信をもった意思決定までは実現しない。Lumify360は、アメリカ政府機関からの経済データを集約するFREDなど、国内の公共データベースとあらかじめ統合されている。クラウドまたはオンプレミスのデータソース(DatabricksやSnowflake、Azure、SharePoint、各種ビジネスアプリ、独自データベースなどなど)に接続できるので、KPIデータおよびKRIデータがリアルタイムかつエンリッチされたものとなる。
360factorsのCEOであるCarl McCauley氏は、「多くの金融機関は先端技術とデータ分析に巨大なメリットがあることを分かってはいるが、予測ソリューションの構築に内部リソースを割けない場合が多いのです」と述べている。
その問題を解決するのがLumify360だ。中小規模の組織は自社技術を迅速にレベルアップし、規模の大きい同業他社との競合が可能になる。「360度」の広い視野で自社の事業パフォーマンスを捉えることができるのだ。
Lumify360はデータ主導のKPIとKRIにより、巨大なデータインフラ、技術スキル、コストのギャップを埋めるもの。これにより中小規模の組織・銀行・信用組合の経営層は確固たる自信のもと、迅速に重要なビジネス上の判断を下せるようになるという。
参考・引用元:PR Newswire
360factors
(文・せな)