前モデルから、急激な進化をとげた「Ring ZERO」では、自社開発のジェスチャー認識エンジン「Maestro(マエストロ)」を搭載。ジェスチャー認識率をぐんと向上させるとともに、反応スピードも10倍にアップ。入力がよりスムーズになったほか、常時アクティブモードを採用するなど、さらに使い勝手が良くなっている。
最新版の開発では、ユーザーからのフィードバックが大いに役立ったという、ログバーCEOの吉田 卓郎(よしだ たくろう)氏。次世代ウェアラブルデバイスの産みの親に、気になることを全部聞いてみた。
・ジェスチャー認識率300%アップ!より使いやすくなった新モデル
Q1:まずはさかのぼって、旧世代「Ring」開発のきっかけと経緯から、お聞かせください。
指輪型であれば、常時身に付けられますし、思った瞬間に行動を起こせるからです。また、指という、人間の体の中でも一番表現が自由な個所を選ぶことによって、無限大の表現方法を手に入れたかったというのが、開発の動機です。
Q2:これまでの「Ring」と今回の新製品「Ring Zero」との違いについて、教えてください。
8つの違いがあります。反応速度のアップ、常時アクティブモードの搭載、入力方法の簡易化、つけ心地など色々ですが、特に違うのはジェスチャー認識率の向上です。
ジェスチャー認識エンジン「Maestro」を導入したことにより、従来よりも300%以上精度が向上しました。また、製品自体、従来と比べて半分以下の重量になったため、日常生活においてより使いやすくなっています。カラーも2色から選べます。
Q3:「Ring Zero」の開発で、最も苦労されたのはどんなところでしょうか。
シンプル化することです。ユーザーのフィードバックを得ていくと、私たちが思っていた以上に、「Ring」の使い方が複雑だということが、判明しました。よりシンプルに機能を削って、使いやすくすることに、一番時間がかかりましたね。
・進化した「Ring」を楽しんでほしい
Q4:「Kickstarer」でも話題を呼び、満を持して発売された感がある「Ring」でしたが、ユーザーからの実際の反応はいかがでしょうか。
使い方がわからないという反応が多い反面、とても未来的で毎日のように愛用しているというフィードバックも、いただいております。今後の「Ring」の発展のために、頑張っていきたいと思います。
Q5:昨年は表参道に体験ショップを設けるなど、積極的なプロモーション展開をされていましたが、そういった活動は、今回の新製品でも行われるのでしょうか。
はい。プロモーションは、今後も積極的に行っていくつもりです。
Q6:最後に、「Ring」愛用者とこれから利用するユーザーへ、メッセージをお願いします!
今後も「Ring」は、さらに進化していきます。「Ring ZERO」では、一般的なプレゼンテーションで使えたり、ゲームもできたりと、使用用途もどんどん広がっています。「Ring」を使った魔法の世界を、体験していただければうれしいです!
Ring ZERO