世界中にユーザーがいるYouTubeや、映画やドラマが月額制で見放題のHuluなどが代表的な存在だろう。そして、このほど登場したのはショートコンテンツを扱う「Vessel」。YouTubeより72時間早くコンテンツを観ることができるというのが最大の売りだ。
・1〜10分のショート動画専門
Vesselが扱うのは1〜10分の動画で、内容は個人が投稿した動画や、ニュース、ミュージックビデオなど。いずれもYouTubeより早くアップされるという。
YouTubeに先駆けた投稿・公開の仕組みを支えるのが、購読料と広告収入からコンテンツ提供者に支払われる“インセンティブ料金”。この額はYouTubeを上回り、コンテンツ提供者にとってVesselに投稿する方が“おいしい”というわけだ。
・魅力あるコンテンツでユーザー獲得
ただ、視聴者がこのサービスを利用するには月2.99ドル払う必要がある。72時間早く観るために誰がお金を払うだろうか、と思う読者もいると思う。
この点について、Vessel創業者のJason Kilar氏は魅力あるコンテンツを集めることでユーザーを獲得でき、ビジネスとして成り立つと自信を見せている。
というのも、Kilar氏の前職はHuluのCEOで、人気ドラマの先駆け放映が人気を集めた経験があるからだ。まさに、今回のVesselは、Huluのショートコンテンツ版といってもいいだろう。
Vesselは今年はじめにベータ版を開始し、このほどウェブとiOSデバイスで利用できるようになった。初月は無料で楽しむことができる。
Vessel