Kickstarterで大成功した、DIYロボットキット
昨年秋に開催された、資金調達プラットフォームKickstarterのキャンペーンで大成功を収めた「Little Robot Friends」。カナダのトロントにあるAesthetec Studioが開発した。タッチや音を感知し、ライトを点灯して意思表示する、手のひらサイズのかわいい手作りロボットで、子どもが一緒に遊ぶのにピッタリ。話しかけたり、ロボットをくすぐったり、“いないいないばあ”遊びをしたり。オプション次第でさまざまな遊び方が広がるトイロボットである。
ロボットには、インプット用の機能としてタッチセンサーやマイク、赤外線レシーバーが、アウトプット用の機能として、RGBのLEDライトやスピーカー、赤外線エミッターを搭載。子どもからのアクションに反応し、ロボットからも反応を返す。
“性格”をカスタマイズ可能
ユニークなのは、ロボットの個性、性格をユーザーがカスタマイズできる点。“Happy(楽しい)”⇔“Grumpy(不機嫌)”、“Brave(勇敢)”⇔“Scaredy(怖がり)”など、それぞれの性格の特徴を5段階で設定できるようになっている。“朗らかだけど怖がり”、“無愛想だけど熱くなりやすい”など、好きなように性格設定が可能なので、一緒に遊んでいても、予期しない反応が返ってきて面白そうだ。
サイトで組み立て方、コードを紹介
「Little Robot Friends」のオンラインサイトには、ステップごとに組み立て方法が紹介されているので、ユーザーはじっくり閲覧しながら取り組める。また、“Hacker Dock”というプログラムが公開されていて、Arduinoプラットフォームで動作する「Little Robot Friends」のコードが紹介されている。無料のチュートリアルが満載なので、コードを参考にしつつ、Arduinoコントローラーを経由して、トイロボットに指令を送ったり、ロボットからの情報をキャッチしたりできる。
ちなみに、「DIYで上手に組み立てられるか不安……」という人には、すでに組み立てが完了しているタイプも販売されているので安心だ。DIYの通常タイプが49.95ドル、組み立て完了のものは追加で25ドルとなる。
DIYによる組み立てからコード入力まで、“ロボットのお友だち”が完成するまでに、子どもはさまざまなことを学習する。楽しく学べるコード学習の入門としても、このトイロボットは役立ってくれ、春休みの時間を有意義に過ごせることだろう。
Little Robot Friends