・塩と水の化学反応で発電
スウェーデン企業「MyFC」が開発中のJAQは、手のひらサイズで中にカートリッジを入れると発電し、2400ミリアンペアの電力を供給するというもの。
このガジェットの“肝”となっているのが、「power card」と呼ばれるカード型のカートリッジ。水と塩化ナトリウムが入っていて、化学反応を起こして水素を発生させる過程で電力を得るという。
JAQにはUSB差込口がついていて、JAQと端末をケーブルでつなぐと、端末が充電される仕組みだ。
・軽量で持ち運びラクラク
JAQそのものは約200グラム、カートリッジも1つ40グラムと軽い。なので、キャンプなどアウトドア時や移動時などに活躍しそうだ。
ただし、発電はカートリッジをセットしてから1、2時間ほどしか継続しないので、端末を充電する直前にカートリッジをさしこむ必要がある。
・カートリッジは使い捨て
カートリッジは使い捨てで、水と塩化ナトリウム、そしてリサイクル素材のみを使用。一般のごみとして廃棄することができ、開発元は「環境フレンドリー」とうたう。
化石燃料を一切使わず、しかもソーラー発電のように時間もかからないことから、次世代のモバイルバッテリーとして注目されそうなこのガジェット、今年後半にはお目見えする見込み。
価格は未定ながらJAQ本体が75ドル前後、カートリッジが1ドルほどになると予想されている。
MyFC