そこで今回は、中華圏発の企業が手がけたミニPC3点をクラウドファンディングサイトIndiegogoからピックアップ。プロジェクト開催中&終わっている場合も大半は購入可能なので、興味のある人はチェックしてみてほしい。
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Image Credits:Indiegogo
リモート勤務の浸透に合わせて誕生した「Pantera PicoPC」
まずは、香港XDO社開発の「Pantera PicoPC」。もはや“ミニ”ではなく“ピコ”と名乗る通り、本体サイズは6.9×6.9×5.3センチとポケットに入るサイズ。価格はスペックによって約2万7000~4万円でこちらもミニマル。Windows 11およびLinux対応なのでオフィスや自宅のメインPCとしてはもちろん、ミニマルなサイズを活かしてデジタルサイネージやPOS、CCTVシステムの組み込みコンピュータなど、要件に合わせてさまざまな場面で活躍する。
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Image Credits:Indiegogo
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Image Credits:Indiegogo
香港を拠点とするXDO社はコンピューティングデバイスを愛するエンジニアやプログラマー、インダストリアルデザイナー集団。 超ミニPC 市場には巨大な可能性があると考え、Pantera開発・発売。リモート勤務する人々が自宅でも外出先でも簡単に持ち運べる高性能マシンを目指し、6年の歳月をかけて完成させたとのことだ。
ポータブルゲーム機のAYANEO発「Retro Mini PC AM01」
続いて紹介したいのが、ポータブルゲーム機で知られるAYANEO初のデスクトップ型ミニPC「AYANEO Retro Mini PC AM01」。Indiegogoでのプロジェクトは終了済みだが、現在でもモデルによっては同クラファンサイト上で購入可能。日本国内でも取り扱いが始まっている。![](https://techable.jp/wp-content/uploads/2024/03/main.png)
Image Credits:AYANEO製品ページ
AYANEOは中国・深圳で2020年に設立されたポータブルゲーム機ブランドで、設立者のArthur Zhang氏はゲーム愛好家にしてハンドヘルドデバイス愛好家。既存の製品に満足できず、ゲーマーのためのWindowsハンドヘルド製品を作ろうと決意し、AYANEOのチームを結成した。
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AYANEO設立者兼CEOのArthur Zhang氏。Image Credits:AYANEO公式サイト
Zhang氏が率いるAYANEOが、ゲーム機以外で自社のインダストリーデザインを活かせる分野を模索し、ミニPCに新規参入。リメイクというコンセプトを織り込みながらデザインしたのが、AYANEO Retro Mini PC AM01である。
ちなみに、ミニPC第二弾「AYANEO Retro Mini PC AM 02」のクラファンプロジェクトも展開されており、現在でも購入可能だ。こちらはクラシックゲーム機を思わせるレトロデザインとなっている。
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AYANEOのミニPC第二弾「Retro Mini PC AM02」はゲーム機風。Image Credits:AYANEO製品ページ
クラファンプロジェクト実施中、香港発の「ORION1」シリーズ
最後に、現在プロジェクトを実施している「ORION1」は、香港に拠点を置くHerk Orion社の製品。「他のハードウェアメーカーが向かわないところを目指す」と公言する同社は、最高のサポートと製品革新を維持しつつ、ハードウェアに最上の価値をもたらすとしている。![](https://techable.jp/wp-content/uploads/2024/03/bpktnnthvic78vzve5h8.png)
Image Credits:Indiegogo
約17×11×5センチとコンパクトながら膨大なワークロードを処理できる同シリーズには最高スペックの「ORION1 MEGA」から「ORION1 LT」まで5モデルあり、ワークロードや予算に合わせて選ぶことができる。日本円で約6万円から購入可能だ。
学生や社会人、プログラマー、動画編集者など、コンピュータを必要とするすべての人のための製品で、ビジネス、ゲーム、教育、プログラミング、写真・動画編集、3Dモデリング、高精細映像視聴などあらゆるニーズにピッタリとか。
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Image Credits:Indiegogo
最先端のコンポーネントを搭載したORION1シリーズは、従来のタワーPCの代替品としての役割を十分果たしてくれるだろう。
以上、いわゆる中華系企業のミニPCを紹介した。同分野では中華系企業が多数活躍しており、BeelinkやChuwi、Minisforum、TRIGKEYなどが有名だ。日本語サポートを希望する人は日本語サイトがある企業の製品を選ぶとよいだろう。
(文・根岸志乃)