現在クラウドファンディングサイトでプロジェクトを実施している製品のため、新しいプロダクトを試してみたい人はチェックしてみてはいかがだろうか。
タッチスクリーン搭載のメカニカルキーボード
パソコンで作業をする際は、タブレットやスマートフォンとは違って画面に触れて操作することができないため、なかなか作業が進まない…という人もいるだろう。そこで紹介したいのが、2023年に設立された日本スタートアップVALMOND Inc.が提供する、タッチスクリーン搭載のメカニカルキーボード「VisionBoard」だ。現在INDIEGOGOにて販売中で、執筆時点(2024年2月15日時点)ですでに目標金額を達成している。
VisionBoardは解像度 1920×440(60Hz)のタッチスクリーンとキーボードを1つに統合しており、ユーザーは高解像度の画面に触れて操作したり、キーボードで入力したりできる。
WindowsとMac(Macの場合、使用前に「Racer USB.PKG」拡張機能のインストールが必要)の両方をサポートしており、1本のTpye-C ケーブルで接続可能。
ウィンドウ フリック機能を使用すれば、Windows上のタスクをVisionBoardのスクリーンへ移動できるため、マルチタスクが容易だ。応答性の高いタッチスクリーン機能を使用してアプリを操作したり、コンテンツ内を移動したりして、効率よく作業を進められる。
たとえばプログラミング作業ではコーディング、プレビュー、プログラミング コンテンツを強化する…といった使い方ができそうだ。そのほか、動画・画像の編集といったクリエイティブな作業にも役立つだろう。
カラーバリエーションはスタイリッシュな印象の「マットブラック」と、レトロな雰囲気漂う「ホワイト・レッド・ブラックのトリカラーコンボ」の2つ。
操作性とデザイン性を兼ね備えたVisionBoardで、普段の仕事の効率をさらにアップさせてみてはいかがだろうか。
スマート自転車・スマートリングなどを提供するVALMOND Inc.
VisionBoardを提供するVALMOND Inc.は「最先端のテクノロジーを通じて人々の生活に便利さと喜びをもたらすこと」をビジョンに掲げ、京都を拠点に活動しているスタートアップ。主にスマート自転車、スマートフィットネス機器、スマートリングなどの製品の研究・応用に焦点を当てている。2023年には、睡眠・健康の質向上を目指すスマートリング「iREO」をCAMPFIREにて販売したところ、開始わずか20分で目標金額を達成した。同社は今後も革新的な技術製品を世界に紹介することを目指す方針だ。
参考元:INDIEGOGO
香港発・暗号キー付きSSDボックス
“デジタル時代”と呼ばれる近年、データを管理する上で必要とされているのがセキュリティアイテムだ。香港のSSDメーカーであるShenzhen MVM Technology Co., Ltd.が提案する“SSDボックス”は、個人情報・商用プライバシーデータを保護するソリューション。現在Kickstarterにてプロジェクトを実施している注目アイテムだ。
このSSDボックスは、国際標準の暗号化方式「AES256」を採用しており、ドキュメントやファイル、マルチメディア コンテンツを保護する。
M.2 SSDをサポートしているほか、USB Type-C(USB2.0、USB3.0)にも対応。スマートフォンからパソコンまで、幅広いデバイスで使用できる。
最大4TBの大容量ストレージ容量を備えながらも、サイズがコンパクトで持ち運びが簡単。オフィスでも出張先でも、どこにでも携帯できるだろう。
パスワードロックでデータを保護
汎用性の高さのほか、「数字キー」を搭載している点もSSDボックスの魅力だ。同製品に保存されているデータにアクセスするには、ユーザーがパスワード入力してロックを解除する必要がある。この仕組みを採用することで、他人がユーザーの個人情報にアクセスするのを防ぐ。
さらに、SSDボックスでは高速のデータ転送も可能。毎秒310MBの書き込み速度と毎秒2000MBの読み取り速度で、大きなファイルや高頻度の転送でも簡単に処理できる。会社の情報、個人情報を安全に管理したい人は要チェックだ。
参考元:Kickstarter
充電器、SSD、USB-Cハブ搭載の多機能デバイス
昨今はSSDやワイヤレス充電器のほか、トラッカーなど便利なスマホ周辺機器が登場している。しかし、それらをすべて集めると費用や手間がかかり、持ち運びも大変だ。家庭用電化製品を提供する米国企業EON Electronicsの「MagDisk」は、1台で何役もこなしてくれる便利なワイヤレス充電器。現在INDIEGOGOにて支援を受け付けている。
高速転送&ワイヤレス充電が可能
MagDiskは充電器、SSD、USB-C ハブを搭載した多機能アイテムだ。最大2000MB/sの速度で、高速データ読み取り・書き出しを実現するほか、ワイヤレスでの高速充電を実現する。現在、MagDiskではストレージ容量512GB、1TB、2TB、4TBのモデルを展開中。512GBと1TBモデルには2400mAhの容量が搭載されており、ワイヤレス充電できる。磁気によって吸着する“MagSafe”と互換性があるため、対応スマートフォンにピタッとはりつくという。
なお、MagDiskはQi2認定を受けた製品であり、従来のワイヤレス充電のQi規格よりも高速かつ効率的な充電速度を実現。通勤時や出張中などでスマートフォンのバッテリーが切れてしまいそうなときに、強い味方となるだろう。
「Apple Find My」との互換性あり。紛失時も安心
そのほか、MagDiskの注目すべき機能は「Apple Find My」との互換性だ。Apple Find Myとは、紛失したApple端末を見つけるための追跡システムのこと。MagDiskはiPhoneのFind Myアプリとペアリングし、暗号化されたBluetooth信号を送信して位置を特定することが可能だ。
さらに、パスワード保護とAES256の暗号化により、機密データをしっかりと保護する。紛失時の対策をとりつつ、大切なデータを安全に保護したいビジネスマンにはぴったりのアイテムだろう。
参考元:INDIEGOGO
(文・Haruka Isobe)