第4回目となる今回から主催体制が変わってfermata社の単独主催から実行委員会方式となったほか、厚生労働省ならびに経済産業省をはじめ多数の団体から後援を受けての開催となっている。出展企業数(日本企業60社、海外企業24社23か国)も史上最多を記録、一般来場者もチケット予約だけで5000人超と、日本でのフェムテックへの関心の高まりが顕著になった。
「フェムテック」生みの親がドイツから初来日
今回、イベントのために「フェムテック」という言葉の生みの親である起業家のイダ・ティン氏がドイツから初来日。fermata社CEO杉本亜美奈氏とともに基調講演を行い、「女性と男性の人生体験にはギャップがあるが、フェムテックはその懸け橋となるもの」と語った。やや意外だが、杉本氏によると「フェムテック」という言葉がメディア含め一般にここまで浸透している国は日本だけらしい。モチーフは“氷山”、会場には2つのエリア
イベントのキービジュアルにもあるように、今回のモチーフは“氷山”だ。会場は、市場の「いま」を氷山に見立てた2つのエリアで構成。エリア1「氷山の一角」とエリア2「海面の下」に大きく分かれ、それぞれ「すでに誕生している選択肢」と「まだ見ぬあらたな選択肢」を表現している。エリア1では、すでに日本で手に取ることができるプロダクトやサービスを紹介。パートナーブースのほか、豪華ゲストによるトークセッションが週末に予定されている。
エリア2では“私たちの潜在ニーズを満たしてくれるかもしれない、あらたなプロダクト・サービスとの出会いの場”として、「ワクワクする」「見つめ直す」「踏み出してみる」と3つのステップからなるキュレーション展示を用意。学びを得るだけに終わらず、参加者が自分自身と向き合うきっかけを得られるような会場構成が、より参加者を楽しませてくれる。
同イベントは10日(土)・11日(日)までの3日間開催。10日11時からはお笑い芸人のバービーさんが産婦人科医と「自分らしく生きるために、今できること」をテーマに、11日11時からはタレントのpecoさんと女性のセクシャルウェルネスをサポートするサイトWeSAYが性教育についてそれぞれコラボセッションを行う予定。
このほか、モデル・企業や専門家を招いたトークセッションが多数企画されており、出展ブースでは各国から来日している海外企業のCEOや開発者とも直接会うことができる。国内外のフェムテック最前線を存分に体感できるだろう。
無料のチケットは今からでも申し込み可能なので、ぜひ今週末のおでかけ先に検討してみては。女性はもちろん、すべての人が学びを得られるイベントだ。
引用元:Femtech Fes!
文・Techable編集部