しかし、中には“ガラケー”やブラックベリーのような物理的ボタンの方が操作しやすいという人もいるかもしれない。そこで、米国のスタートアップTactus Technologyが開発したのは、必要に応じてキーボードを隆起させられるiPad miniケース「Phorm」だ。
・スクリーン部分が二重構造
Phormは、ケース背面にあるスライダーを動かすと、メールなどをタイプするときに現れるソフトウェアキーボードの上に、小さな泡のようなボタンが盛り上がるようになっている。
これは、ケースのスクリーンを覆う部分が二重構造になっていて、スライダーを動かすことで、中にある特殊な液が押し出されてボタンになるという仕組み。
なので、キーボードを使わないときはスライダーを元の位置に戻せば、突起は消えフラットな画面に戻る。
・タイピングが速くなる?
物理的ボタンを使用することのメリットは、何と言っても「確かに押した」感があること。人によっては、物理ボタンの方がタイピングは速くなりそうだ。ただし、このボタンは英語配列のキーボードにのみ対応する。
現在、99ドルでプレオーダーを受け付け中。今夏の出荷を予定していて、正規の発売価格は149ドルとなる。なお、現在iPhone 6プラス用のケースも開発中という。
Phorm