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インドの配車アプリ「Ola Cabs」、顧客がアプリからドライバーに直接支払いする仕組み“UPI”を導入

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Ola Electricは、インドのベンガルール本社を置くライドシェアリング企業。同社は、展開している配車アプリ「Ola Cabs」において、アプリから直接ドライバーへの支払いが可能となるよう、支払いシステムに大幅なアップデートを導入したことを発表した。

インド国内外で展開する配車アプリ「Ola Cabs」




Ola Electricは配車アプリ「Ola Cabs」を通じてインドをはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、英国など250以上の都市でドライバーとタクシーを提供している。



また、バイクやオートバイからセダン、SUVまで、あらゆる予算に合わせた乗り物の提供も行っているという。

インドのリアルタイム決済システム「UPI」


今回のOla Cabsのアップデートでは、ドライバーへの直接支払いを実現するために「統合決済インターフェース(UPI=United Payments Interface)」という技術を活用している。UPIは、インド中央銀行の主導により2016年に導入された、インド決済公社(NPCI)が運用するリアルタイム決済システムである。

UPIは、スマートフォンを通じて365日24時間、リアルタイムの銀行口座間送金を可能にする決済システムであり、預金通貨をデジタル通貨のように使う仕組みである。200以上の銀行やノンバンクが参加しており、異なる金融機関間の送金が可能だ。

銀行口座とリンクしたシームレスな取引


同社によると新しいシステムにより、ユーザーは Olaアプリ内でUPI IDを作成し、銀行口座をリンクしてシームレスな取引ができるようになるという。乗車後、顧客はUPI IDを入力して支払いを完了できるため、安全な取引が保証される。

この方法では、カードの詳細情報を入力したり、ウォレットにリチャージしたりする手間が省くことが可能である。さらに、顧客はドライバーのアプリに表示されるQRコードをスキャンして支払うオプションもあるようだ。

2023年12月末までにインド全域で提供予定


創設者兼CEOのBhavish Aggarwal氏によると、UPIによるドライバーへの直接支払いできる機能は、12月末までにインド全域で利用可能になる予定だと言う。さらにBhavish Aggarwal氏は、この新機能を導入した狙いをサードパーティの支払いアプリを使用する必要性を排除することを目的としていると述べた。

参考・引用元:
Ola Electric 公式サイト
Ola Cabs 公式サイト

(文・よし @yoshibizcom

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