しかし、ボディスキャン技術のビジネス導入には、予算や工数など導入者にとっての初期ハードル高く、特に中小企業にとって導入に踏み切れない理由の1つとなっている。
このような背景から、Bodygram Inc.はAI活用の身体計測テクノロジー「Bodygram」のボディスキャン技術を無料で利用できる新サービス「Bodygram Platformフリープラン」の提供を開始した。
AI活用の身体計測テクノロジー「Bodygram」
2019年に創業したBodygram Inc.は、米国と日本を拠点にサービスを展開している企業。3Dボディデータの活用に必要なテクノロジーをさまざまな分野のパートナーに提供している。同社が提供する「Bodygram」は、AIの学習機能を駆使し、身体の各パーツサイズを推定するソリューションだ。
年齢・身長・体重・性別を入力し、服を着たままスマートフォンやカメラ付きデバイスで正面と側面の2枚の写真を撮影するだけで、被写体の体型を自動で検出。特別な装置やスーツを要さず、腹囲・肩幅・太ももなど身体の主要箇所のボディスキャンを可能にする。
ボディスキャンを月100件まで無料で利用できる
「Bodygram」は、これまでBtoB事業において制服やユニフォーム、百貨店といったアパレルをはじめ、寝具やヘルスケア、ビューティーの領域へ技術提供・実用化を果たしてきた。そのなかで、企業が高精度のボディデータを自社サービスに組み込む際、コスト面・工数面・技術面での課題が散見されたという。
そこで今回、Bodygram Inc.は「Bodygram Platformフリープラン」の提供を開始。同サービスは、API連携もしくはQRコードの読取りのみで簡単に「Bodygram」のテクノロジーを導入できるというもの。
月100件まで無期限・完全無料。全身24箇所の測定データ、姿勢分析データ、アバターなど、3種類の身体データへのアクセスが可能だ。
ボディデータの活用がより身近なものに
「Bodygram Platformフリープラン」により、これまで以上にあらゆる業界で「Bodygram」のテクノロジーが手の届きやすいものになとなった。フィットネス、ウェルネス、医療業界はもとより、ゲーミングやVRなどの分野においてもボディスキャンの価値を提案できるだろう。
今後、Bodygram Inc.はビジネスにおけるボディデータの活用をより身近なものへと推進していく方針だ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000044966.html
(文・Haruka Isobe)