同社は11月に、日本法人となるWrtn Technologies Japanを設立。同月より事業活動を本格的に展開し、これまでより高度な事業体制の構築や、日本企業とのパートナーシップ提携、取引の迅速化に取り組む方針だ。今回はWrtn Technologies, Inc.の日本参入を記念して、Wrtnの概要や実際に使ってみた様子を紹介していく。
ChatGPT搭載の対話型生成AIサービス「Wrtn」
Wrtnは生成AIをベースとしたコンテンツ生成プラットフォーム。生成AIの大規模言語モデルをベースに作られており、ユーザーが入力したキーワードにもとづいて毎回新しい文章を生成する。なお生成物の著作権と使用権はユーザーに帰属し、個人的用途もしくは商業的用途として利用できる。
活用シーンは、メール作成から問い合わせ対応、キャッチコピーやブログ記事といった文章作りなど。
また韓国では、金融、旅行、ファッション、ヘルスケアなど20社を超える主要企業とパートナーシップを締結し、旅行プランの計画や飲食店検索といった場面で最適な回答を提案する「リートン・プラグイン」を提供している。
実際に「Wrtn」を使ってみた
実際にWrtnで文章・キャッチコピー・断り文を生成してみた様子を紹介しよう。①文章を生成してみた
まずは“チャット”で、「生成AIを利用するときの注意点を3つ教えてください」という文章を入力。数秒後、画像のような文章が生成された。「倫理とプライバシーに留意すること」「生成された結果の正確性を確認すること」「生成されたコンテンツの著作権に留意すること」など、生成AI利用時の注意点が端的かつわかりやすく記載されている。
②キャッチコピーを生成してみた
続いては“ツール”から、目を引く簡潔なキャッチコピーを生成できる「短いキャッチコピー」を試してみた。プロダクト名に本メディアの名称「TECHABLE」、プロダクト説明に「テクノロジーを紹介するWebメディア」を入力。
その後、「新しいテクノロジーを見つけるのにTECHABLEが必要です。」「未来に技術を、TECHABLE。」「TECHABLEがTechを伝える」「まだ知らない?TECHABLE!」などのキャッチコピーが生成された。
③断り文を生成してみた
最後は再度“ツール”から、丁寧な断り文を生成する「お断りのメール生成」を試してみた様子を紹介する。メールを送る相手に「取引先」、相手が求めることに「依頼・提案」と入力すると、上記画像のような断り文が表示された。丁寧な印象の文章となっており、ビジネスシーンで大いに活用できそうだ。
Wrtnでは文章やキャッチコピー、断り文のほか、比喩表現を用いたキャッチコピー、謝罪・お礼メール、発表用イントロコメントなどを生成できる。
現在、β版はメールやLINEで登録すれば無料で利用可能。AIで文章を生成したい人は試してみてはいかがだろうか。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000119361.html
「Wrtn」β版リンク:https://wrtn.jp/
(文・Haruka Isobe)