今回は、今秋発表されたスマートウォッチの新モデルを3つ紹介していく。海外メーカーのラインアップをもとに、製品の魅力とともに、スマートウォッチの進化を追っていきたい。
アスリート必見!バイタルを高精度で計測できる「Polar Vantage V3」
2023年10月12日に発表されたGPSマルチスポーツウォッチ「Polar Vantage V3」は、フィンランドのスポーツ用ウェアラブルデバイスのリーディングカンパニーであるPolar Electroが発表した最上位機種のスポーツウォッチ。バイタルデータ計測ツールとして、アスリートのようにスポーツをこよなく愛する人々のトレーニングとパフォーマンス向上を支援する。
Vantage V3は前モデルのVantage V2に比べCPUやメモリ性能が向上し、運動時もストレスなく求める機能へ素早くアクセスすることが可能。
また、心拍数や血中酸素レベルなどのバイタルデータを高精度に計測できる最先端のバイオセンシング技術「Polar Elixir」を新たに搭載している。
同製品は、ポラールで初めてSpO2の計測ができるようになったほか、夜間の睡眠時における皮膚温の検知なども可能。それらの情報から、体調の変化や生活リズムのずれ、不調を認識することで、その日の活動を調整したり、トレーニングの計画に役立てることができる。
詳細かつ高精度な分析によって、トレーニングだけでなく日々の生活も最適化していくことで、パフォーマンス向上へつなげられるだろう。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000015404.html
公式サイト:https://www.polar.com/ja/vantage/v3/explore
大型ディスプレイで“見やすさ”実感、「Haylou Watch 2 Pro」
次に紹介するのは、中国に本社を置く総合家電メーカー“シャオミ”のエコシステム発ブランド、Haylouが手がける「Haylou Watch 2 Pro」。2023年10月現在、Makuakeにて先行発売中だ。同製品は、心拍・血中酸素・リラックス度・睡眠を毎日24時間トラッキングするスマートウォッチ。測定結果はアプリでまとめて管理でき、ユーザーは直射日光の下でもはっきりと見える大型1.85インチのディスプレイからひと目で体の状態を確認できる。
ランニングやウォーキング、ジムでのトレーニングから、野球やゴルフなどの球技など、さまざまな運動のトラッキングが可能。高精度の加速度センサを4つ内蔵しており、心拍数・消費カロリー・ワークアウト時間を全ての運動種目で測定する。
そのほかスマホ通知、天気、音楽操作、スマホを探す、撮影遠隔シャッターなどの便利な機能も用意している。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000089263.html
Makuake プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/haylou_watchpro/
AIコーチがトレーニングプランを生成!「Amazfit Balance」
10月24日に発売された「Amazfit Balance」は、中国のウェアラブルデバイス・メーカー、Zepp Health Corporationの“心とからだを整えるバランスウォッチ”。同社のスマートウォッチブランド「Amazfit」において、日常生活、健康、フィットネスに最適なライフスタイルに特化したフラッグシップモデルとなる。
Amazfit Balanceでは身体的回復、メンタルの回復、健康管理を3つの柱として、心拍数と心拍変動、ストレス、睡眠中の呼吸の質と安静時心拍数、体温、日常活動などのデータにもとづいて疲労と回復を測定。
体脂肪率、筋肉量、基礎代謝などもわずか10秒で測定できるため、利用者が食事計画や運動習慣などを調整する際に役立つだろう。
さらに、Amazfit Balanceはスマートコーチングアルゴリズム「Zepp Coach」を搭載。AIを活用したオーダーメイドのガイダンスで、利用者の身体的特徴、運動経験レベルのほか、“週に何回トレーニングしたいか”などにもとづいて、パーソナライズされたトレーニングプランを生成する。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000086476.html
公式オンラインストア:https://www.amazfit.jp/products/amazfit-balance
日々の健康やトレーニングをサポートしてくれる多機能なスマートウォッチ。日常生活の質をグレードアップしたい人の強い味方となりそうだ。
(文・Haruka Isobe)