米国・Turing Spaceの日本法人として2023年に設立されたTuring Japan株式会社は、ブロックチェーン電子証明書サービス「Turing Certs」を、日本国内にて提供している。
Turing Certsは国際機関や政府機関を含めた世界9か国のさまざまな業界で利用されており、昨今、日本国内の資格・検定業界にも本格的に進出。今回は資格・検定業界の導入事例として、株式会社サートプロでの取り組みを紹介していく。
ブロックチェーン電子証明書サービス「Turing Certs」
「Turing Certs」は、ブロックチェーン電子証明書の発行・管理・真贋判定がワンストップで完結できるSaaSサービス。GDPRコンプライアンスを適用し、国際規格ISO27001、ISO27701を取得した安全なセキュリティ運営のもと提供されている。使用者は、専門の知識がないとセキュリティ面での不安が拭えないWalletの管理などを行う必要なく、ブロックチェーンの存在を意識することなくシンプルな操作で利用することができるのが魅力だ。
必要に応じて紙媒体にも印刷可能
同サービスは、発行業務や管理業務の効率化だけでなく、ブロックチェーン技術と暗号化技術を活用することで、第三者機関が証明書を検証する手間を省き、改竄不能なデータの発行と永続保存、即時真贋判定ができる利便性を確立。必要に応じて紙媒体にも印刷できるため、利用者は無理なくペーパーレスや脱炭素を実現できるだろう。
サートプロが「Turing Certs」導入、合格証明書を一括で管理
この「Turing Certs」を、日本の資格・検定業界で最初に導入したのが株式会社サートプロだ。同社は、資格検定事業や人材育成・教育支援事業などを行う企業である。「Turing Certs」を導入し、同社が運営している検定・試験の合格者の認定を紙の証明書から「ブロックチェーン証明書」へ移行することにより、検定試験の合格証明書を一括で管理することが可能に。
さらに、合格証明書の偽造や紛失のリスクを低減し、合格者が安心して資格を活用できるようになるという。
今後も「Turing Certs」がさまざまな業界で活躍していくことに期待したい。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000131462.html
Turing Japan 株式会社 公式サイト:https://certs.turingchain.tech/
(文・Haruka Isobe)