複数のカードを1つにまとめる“集約カード”はこのところ立て続けに発表されていて、Apple Payなどの端末支払いとともに今後のトレンドになりそうな勢いだ。
・磁気ストライプカードに対応
Swypの機能は、元祖CoinやPlastcとほぼ同じ。VISAやアメックス、マスターカードといったクレジットカード、金融機関の口座カード、小売店のポイントカード、社員証といったものを集約し、シーンに合わせて選んで使用するというもの。つまり、カード類をあれもこれも持ち歩く必要がなくなる。
クレジットカードなどの情報読み取り方法も先行するCoinやPlastcと変わらず、専用の機器とスマートフォンなどの端末を使って行う。磁気ストライプタイプのカード全てに対応する。集約枚数25枚というのは、Coinの8枚、Plastcの20枚より多い。
・プレオーダーは破格の49ドル
SwypやPlastcが決定的にCoinと異なるのはディスプレーがあることと、充電式で繰り返し使えること。Swypにはディスプレーとともにボタンもあり、ボタンを押して選んだカードの情報がディスプレーに表示される。そして1回の充電で約2年使用可能という。
また値段でも差がある。Coinが100ドル、Plastcが150ドルであるのに比べ、Swypは99ドル。しかも今なら49ドルでプレオーダーを受け付けている。
専用のアプリ(iOS、Android)では、クレジットカード使用時の領収証を管理したり、Swypで管理しているギフトカードを家族に譲ったりできるのも便利そうだ。
現在、Swypは米国でのみ使用が可能とのこと。しかし、米国で利用者が増えてくれば、同種のカードが日本でも出現したり、あるいは端末支払いとともに日本に上陸したりすることになるのではないだろうか。
Swyp