「Tidbyt」は、気になる情報が一目でわかるレトロな雰囲気のディスプレイで、リアルタイムで気になる情報をチェックできる。
Spotifyで再生中の曲をチェックしたいときや、カレンダーを確認したいときはTidbytに目を向ければOKだ。天気やニュースをチェックしたり、電車の時間を調べたり、スポーツチームをフォローしたり、リアルタイムで試合の状況を確認したり…Tidbytがあれば、スマホで1つひとつ調べることなくそのすべてが手に入る。
Tidbytのアプリコレクションから自分に必要なものを選択してセットアップすると、Wi-Fiにつながっていれば常時更新される。
アップデートした「Tidbyt Gen 2」
2021年に5,000人を超える支援者を得て誕生したTidbytは、これまで何万台も世に出ている。その後のフィードバックを元にアップデートしたのが「Tidbyt Gen 2」だ。同製品は、現在資金調達サイト「Kickstarter」にてプロジェクトを実施中。2021年に13のアプリからスタートしたTidbytだが、今では天気予報、株価情報、ニュース、アート、ムード照明、ゲームなど数百ものアプリが利用できるようになり、より楽しく、より便利に使えるようになった。
さらにTidbyt Gen 2は、美しく設計し直されたディスプレイに、音声通知機能、タッチセンサー、ビルトインマウント、キックスタンドなど、大規模なアップデートを実施している。
タッチコントロールでスキップ・バックも自在に操作
Tidbyt Gen 2は、ユーザーの1日や興味のあることを反映したシークエンスを厳選し、「いつ何を表示するかを選択するか」といったスケジュールを作成してくれる。選択したアプリが1つであっても100あっても、Tidbyt Gen 2がスムーズに回していく。スキップしたり、戻ったり、対話したり…新しいタッチコントロールは自由自在に操作できる。アプリの数が多くても、タップするだけで目当てのものを見つけられる。
音声アラート、通知、アラーム用のスピーカーを搭載
Tidbyt Gen 2には、音声アラート、通知、アラーム用のスピーカーを搭載し、ビープ音などにくわえ8ビットの曲でユーザーの注意を引く。なおオーディオはすべてオプションだ。机の上や本棚、壁にもフィット
Tidbyt Gen 2は、机の上や本棚、壁にもフィット。机の上では、キックスタンドを使用すると見やすく、壁に掛けたい場合は、ビルトインマウントを使って好みの場所に設置できる。ナイトモードや自動調光機能も
新しいディスプレイは文字をシャープに、写真を鮮明に表示し、近くからも離れた場所からも見やすい。目に優しいので、ベッドサイドに置いてもOK。手動で明るさを調整できるほか、ナイトモードや自動調光機能もある。朝のルーティンを簡素化するデバイスを!開発者の思い
Tidbytを開発したのは、Mats Linander氏、Rohan Singh氏、Mark Spicer氏らで、彼らは米ニューヨーク・ブルックリンを拠点にハードウェアの設計と構築を行っている。「朝のルーティンを簡素化するデバイスを作りたい」というのが、元々のアイデアだそう。「今何時?」「天気は?」「地下鉄の発車時刻は?」といった答えを知るために、何度も何度も携帯電話に手を伸ばすのが苦痛だったとか。
Tidbytのおかげで、携帯電話を見る時間が減り、時間を有効活用できるようになったという。
(文・根岸志乃)