同アワードは、自動車および輸送技術カテゴリーにおいて分析・評価を行うプログラム。今年は、世界15か国以上から1,600以上のノミネートがあったという。
デジタル地図開発プラットフォームを展開するMapbox
Mapboxは、位置情報サービスとデジタル地図開発技術のリーディングカンパニー。同社の技術で構築したカーナビゲーションシステムを、トヨタ自動車をはじめGM、リビアン、BMWなど多くの市販車に提供している。Mapboxならではの高度なカスタマイズ性により、各自動車メーカーは車両やブランドの要件に合わせたシステムを構築することが可能。また、MapboxのAPIを利用することで、データは常に最新の状態にアップデートされるため、ナビゲーションシステムや地図データの定期的な更新が不要である点も魅力のひとつだ。
建物を3D表示する「3Dライブナビゲーション」が高評価
今年度の受賞では、Mapboxが新たにリリースした「3Dライブナビゲーション」が高く評価された。同プロダクトは、道路車線の詳細モデルやランドマーク建物の3D表示、動的な日照条件を提供できる。さらに、交通状況や天候などの情報をリアルタイムで反映できる点が特長だ。
車線レベルでのナビゲーションや道路規制などの情報表示が充実しており、ドライバーの安全性向上にも貢献。
また、この新しいマップスタイルでは、ナビゲーション時の視覚的な情報を拡充させているため、建物の入り口や駐車場など認識されにくい場所でもより細やかにナビゲーションをすることが可能だという。
Mapboxは今回の受賞を経て、今後も自動車向けの画期的な位置情報技術をリードしていく構えだ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000064236.html
Mapbox「3Dライブナビゲーション」:https://www.mapbox.jp/blog/mapbox-3d-navigation
(文・Haruka Isobe)