ビジネスパーソン向けのデータサイエンススクールや法人向け研修などをてがける株式会社データミックス(本社:東京都千代田区、以下:データミックス)は、自社が提供する講座においてより実践的な学習環境を構築すべく、Databricks(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下:データブリックス)のプラットフォームを採用。
今後、日本のデータサイエンス教育を加速させるため、連携していく方針だ。
データサイエンス人材の育成が急務
近年、生成AIをはじめビジネスシーンでのデータの利活用が活発化している一方、経済産業省の試算ではデータサイエンティストのようなAI人材は2030年には最大14.5万人不足すると言われている。DXの取り組みの中でデータ利活用の重要性が増しているものの、社内のデータ人材不足により、データを自社の競争優位性につなげられていない企業も数多くあるという。
こうした背景から、国内におけるデータサイエンスを武器にビジネスに貢献できる人材の育成は急務であり、引き続き、データサイエンティストをはじめとした“データを活用できる人材”の育成・確保は企業戦略において重要視されると予想されている。
そんななか、データミックスは2017年より、データサイエンスをビジネスシーンで実践できる人材の輩出を目指し、ビジネスパーソン向けデータサイエンススクールを展開している。
データ統合・分析、AI活用が可能なプラットフォーム
近年はデータの大規模化や多様化が進み、データ収集から分析、活用までをクラウド上で行うことがスタンダードとなっている。データミックスは開講当初、受講生のマシンに分析環境を構築する形式を採用していたが、このような時代の変化を踏まえて、分析環境としてデータブリックスのプラットフォーム「レイクハウス・プラットフォーム」を採用した。
データブリックスが提供する「レイクハウス・プラットフォーム」は、データ統合やデータ分析、AI活用が可能な基盤ツール。海外ではもちろん、国内企業の「データ分析の現場」で活用されている。
より実践的で再現性の高い講座に
今回の連携により、データミックスが提供するデータサイエンティスト育成講座の2023年9月期生から、「レイクハウス・プラットフォーム」を利用したカリキュラムで学ぶことになる。従来は、学習を開始するときに受講生自身のマシンへ多数のソフトウェアをインストールする必要があったが、今後はオンボーディング時の作業や環境構築のストレスが軽減されるという。
また、これまでは各ツールに合わせた環境を用意する必要があったが、今後は受講生がこれらのツールを統合的に活用できるようになり、より実践的かつ柔軟にデータ分析を実践することが可能になる。
さらに、ビッグデータの分析やAI・機械学習の実務化に関する講義が今まで以上に実践的な内容に進化するとのことだ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000029547.html
(文・Haruka Isobe)