「CareZone」は、そうした労力を少しでも減らそうと、ケアが必要な人の介護記録や、通院スケジュールなどの情報をクラウドで管理して関係者で共有するサービスを提供している。2月に立ち上がったばかりだが順調に資金調達が進み、このほどiPhoneからもサイトにアクセスできるようにするなどサービスを拡充した。
介護や看護は、ヘルパーなどの専門スタッフをはじめとする多くの人の手を必要とするものだが、家族と関係者で構成されるネットワークのメンバー全員が音声によるお知らせを共有できる機能を加えた。最大100人まで登録でき、ネットワーク内の誰がメッセージを受け取って、誰が受け取っていないかをチェックすることもできる。
また、iPhone用新アプリからファミリー・カレンダーにアクセスできるようになった。家族を介護する人にとっては、セラピー受診、処方の依頼といったスケジュールを管理するのが容易になる。もちろんそうしたスケジュールをネットワーク内の人と共有でき、またTodoリストの達成度チェックもできるようになる。
同社は今後、ソーシャル機能の追加も検討している。同社のアカウントは完全非公開だが、ゆくゆくは病院や介護施設などにも患者の記録を参照する際に利用してもらえるような形を目指すという。
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