屋外のシーンでは、電源がとりづらいことから電化製品やスマホなどへの給電に困ることも少なくない。そんなときに活躍するのが“ポータブル電源”だ。
ポータブル電源は、大容量のバッテリーでありながらコンパクトな携帯性が魅力。アウトドアシーンのほか、家庭用の蓄電池、災害時の非常用電源としても注目されている。
そこで今回は、アウトドアシーンで活躍しそうな注目のポータブル電源を3つ紹介したい。
長寿命・安全性の高い半固体電池を使用した「BougeRV Rover 2000」
1つ目は、2022年設立のBougeRV Japan株式会社(本社:東京都台東区)が販売する「BougeRV Rover 2000」だ。同製品は、多くのポータブル電源で使用されている可燃性の液体電池以上に長寿命かつ安全性の高い“半固体電池”を使用しているポータブル電源。
半固体電池は可燃性の液体電池よりも発熱を抑えることができるため、従来の製品よりも安全性が高いという。
最大出力2200W、瞬間最大出力4000Wの高出力のため、同時に最大14台のデバイスを充電でき、さまざまな家電製品を動かすことが可能だ。
さらに同等の容量を持つ電源と比べて25%コンパクトかつ6.5kgも軽量化されているため、利用者は便利なアウトドア生活を送れるだろう。
なお、稼働音は51dbの静音設計となっており、車中泊やキャンプ泊など密閉された環境で使用する際も安心して眠ることができそうだ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000124934.html
公式Webサイト:https://jp.bougerv.com/products/rover-2000-power-station
わずか70分で満充電可能な「RIVER 2 Pro」
2つ目は、2017年に中国で設立されたテクノロジー企業、EcoFlow社が提供する「RIVER 2 Pro」。同製品は768Whの大容量で、わずか70分で満充電が可能なポータブル電源だ。一般的なポータブル電源と比べて5倍速く、従来モデルより27%も充電時間が短縮できるという。
電気自動車にも使用される安全なリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、充放電サイクル3,000回を実現。これは業界平均の6倍も長く、1週間に6回使用した場合、約10年間使用できる計算だ。
なお「RIVER 2 Pro」では最大800WのAC出力ポートを備えており、X-Boostモードをオンにすれば過負荷の心配なくドライヤーや電子レンジ、電気ケトルなど消費電力の高い家電製品に給電することも可能。
また従来モデルより軽量化を実現し、これまで以上に携帯性や利便性が向上している。
アウトドアでのアクティビティや充電の手間を軽減し、どこにでも簡単に持ち運べるため、タフな環境からビーチでのBBQまで、あらゆるシーンで活躍しそうだ。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000050601.html
製品ページ:https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station
リュックに入る小型設計の「Jackery ポータブル電源 300 Plus」
3つ目に紹介するのは、2012年にアメリカ・カリフォルニア州で設立されたポータブル電源・ソーラーパネルのリーディングカンパニー、Jackeryが販売する「Jackery ポータブル電源 300 Plus」。同製品は、リュックに入るほどの小型設計のため、どこでも手軽に持ち運べるのが魅力だ。
288Whの容量に加えて、定格出力は300W(瞬間最大600W)に対応しており、スマートフォン(18W MAX)なら約14回充電が可能。
またJackery独自の“ChargeShield技術”により、家庭のACコンセントであれば約2時間でフル充電ができる。0.9mの高さから3回落下しても問題なく動作するUL 94V-0認定規格のため、アウトドアでも安心して使えそうだ。
Jackery専用アプリに対応しており、アプリからオン/オフのコントロールや電池残量などの状態を確認できるのも魅力だろう。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000039188.html
製品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0C4DY1C3H/
(文・Haruka Isobe)