そうした手間を省けるサービスが、米国で展開されている。梱包作業から支払いまですべてアプリで完結させられる「Shyp」だ。利用者の増加を受け、サービス対象都市を拡大し、またiOSアプリに加えAndroidアプリもこのほど投入した。
・荷物を渡すだけ
Shypを利用するにはまず専用アプリをダウンロードしてユーザー登録する。そして配送・梱包を依頼したい物の写真を撮り、さらには配送先の住所、ピックアップしてほしい現在地、配送方法(急ぎなのか通常配達なのか)を入力してピックアップ要請する。
すると、アプリから何とういう名前のスタッフが受け取りに向かっている、との連絡が入る。あとは、そのスタッフがどの辺りにいるのかをアプリ内の地図で確認しながら待ち、いざ到着したら荷物を渡しておしまい。
・世界中に発送可能
梱包やら宛名を書いたラベル貼り、そして配送業者渡しなどはすべてShypが行い、手数料は5ドル(送料は別途)。電子機器など壊れやすいものの梱包にも対応し、配送業者のFedEx、UPS、DHLとも提携して荷物は世界中に発送可能だ。
基本的に、荷物は30×30×20インチ、重さ50ポンド以下のものを対象とし、それより大きいものは要相談。また、荷物には自動的に1000ドルの保険がかけられる。
日本においては、自宅やオフィスに荷物ピックアッップに来てくれるサービスはあるが、梱包までやってくれるところはまだないのではないだろうか。
事業者はもちろんこと、ネットで売買する個人が増えてきている現代、需要はありそうだ。
Shyp