一般財団法人神戸観光局は、2023年10月5日(木)~7日(土)の期間、「テクノオーシャン2023」を開催中。
入場無料の一般向けイベントも実施し、展示会では一般の人にも広く海の世界に関心を持ってもらえるよう、普段見ることのできない最新機器や設備を公開します。
水空合体ドローンなどが登場する展示会
「テクノオーシャン 2023」展示会には90社・団体が出展し、海洋ロボティクス、洋上風力、養殖業など海洋に関する最新情報を発信します。神戸国際展示場2号館にて開催され、予約は不要ですが入場登録は必要です(開催時間は専用サイトから要確認)。
特別展示として、KDDIスマートドローン株式会社の「水空合体ドローン」を展示。これは、空を飛び、海に潜ることができるドローンで、船を出すことなく、海中を遠隔で撮影することができます。
また、新明和工業株式会社の固定翼無人飛行艇「XU-M(エックスユーエム)」も展示。これは、水上での離発着を可能とする飛行艇の利点を生かした無人航空艇で、海域における資源・安全保障・人口減少など諸課題の解決・軽減の一助となる飛行艇の開発を目指して製作されました。
水中ロボット競技会見学
「テクノオーシャン 2023」では、水中ロボット競技会も開催。10月7日(土) 9:45~16:15に神戸市立ポートアイランドスポーツセンターで開催される競技会を、予約不要で見学できます。
同競技会では、水中ロボットの性能と、その操作技術を競う戦いが展開されます。岩場などの障害物の多い状況や波力、水流、水圧などを考慮しながら的確に操作ができる技術力の高さが求められます。
同競技会での部門は、高校生以下の学生を対象とした「ジュニア部門」、大学生を対象とした「AUV(自律型水中ロボット)部門」、および「フリースタイル部門」です。
海上保安庁の大型測量船「平洋」の船内見学会
海上保安庁「平洋」の船内見学会も「テクノオーシャン 2023」の見どころでしょう。10月7日(土)11:00~16:00に神戸ポートターミナルで実施します。予約は不要で、当日受付となり、神戸国際展示場2号館で整理券が配布されます。
「平洋」は、海底地形や地質に関する調査を行う大型測量船。最新鋭のマルチビーム測深器などが搭載された、日本の海を守る重要任務を担う船です。
通常は入ることのできない操舵室や観測室では、観測機器などのほか、音波探査やマルチビーム測深器の実際の操作現場を見学できます。そのほか、パネル・模型展示や、海上保安庁のマスコットキャラクター「うみまる」との写真撮影会も開催予定です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000033788.html
「テクノオーシャン2023」専用Webサイト:https://to2023.techno-ocean.com/
(文・Higuchi)