ChatGPTをはじめとする生成AIサービスは、技術的なブレイクスルーを実現しましたが「実際に業務やタスク処理に使用しようと思っても、満足した生成結果を出すことは難しい」と感じている人もいるでしょう。

株式会社Emiriaは、この課題に対し、誰でもAIが生み出す恩恵を受けられるような技術を社会実装するプロダクト「Emiria」を開発しています。

そして、2023年9月20日（水）時点で最終調整を行い、事前登録リストへの登録を募集しています。

ユーザーニーズに沿ったAIを作成できる「Emiria」

「Emiria」は、ユーザーが自身のタスクに特化したAIエージェントをカスタマイズしながら簡単に作成できるサービスです。

テキストファイルやPDFだけでなく、Notion、Google Drive、Dropboxにログインしてすぐにチャットボットにデータを接続可能。多様なデータソースからの情報を取り込むことで、ユーザーニーズに沿ったAIを作成できます。

例えば、学生であれば教材や論文を学習させることで学習や論述に役立つAIを、ビジネスパーソンであればChatGPTよりも高精度のメール素案や資料の生成ができるAIを利用できるでしょう。

AIを活用する中で、よく参照された情報をランキングでリストアップしたり、問題解決までが早いプロンプトの再利用を促したりもできます。

作成したAIの共有やSlack連携も可能

「Emiria」では、ユーザーがカスタマイズしたAIエージェントを他人と共有できます。世界中のユーザーが成立させたAI活用のメソッドや、独自データを学習したAIエージェントを利用することも可能です。

また、ウェブサイトにチャットボットを埋め込んだり、Slackと連携してSlack上でチャットボットと対話できたりといった使い方もあります。

17歳のCEOが率いる株式会社Emiria

株式会社Emiriaは、「万物と対話できる汎用人工知能」の開発をビジョンとし、世界中の人々の可能性を極限まで広げることをミッションに2023年8月に設立されたAIスタートアップです。

CEOは、17歳の吉田翔栄氏。同社には、下は14歳中学生、上は28歳社会人エンジニアなど、多様な人材が集まっています。

同社はこのたび、プレシードラウンドにてEast Venturesを引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施。これにより、ユーザーにとって使いやすいプロダクトの開発を強化する見通しです。

参考元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000128994.html

「Emiria」事前登録リスト：https://emiria.co.jp/

（文・Higuchi）