このライセンス申請は、2023年6月1日から受付が開始され、SFCがライセンスの発行要件と規制の監督を担当。また、2023年6月1日以前に香港で仮想通貨サービスを提供していた事業者には12ヶ月の移行期間が設けられています。
暗号通貨のスムーズな取引を実現、ユーザー数は100万人超
2021年7月に設立されたBitmake社は、ドバイを本拠地とし、トルコ、アルゼンチンおよび一部の東南アジア諸国で事業を展開中。ユーザー数は100万人を超え、着実に国際的影響力を増しています。同社のプラットフォームでは、複数通貨による証拠金の入金、リスクを軽減するヘッジ取引、リアルタイム取引決済、複数アカウントモードなど、暗号通貨のスムーズな取引を実現する機能を提供。ユーザーはアプリで暗号通貨を管理し、24時間いつでも取引可能です。
ライセンス申請の背景
今回のライセンス申請の背景には、香港政府がブロックチェーンおよびWeb3事業に関する環境整備をしている状況があるとのこと。Bitmake社のコンサルタントであるリチャード氏は、以下のように述べました。
アジア太平洋地域で最大の仮想通貨取引市場の一つである香港は、優良な投資家基盤とアクティブな市場を誇っており、優れた地理的位置と文化的魅力を備えています。香港は世界を視野に入れて、Web3事業に積極的に取り組み、業者達の信頼感を高めることを目指しています。(一部抜粋)
世界が注目するライセンス申請
今回のライセンス申請は、これまでBitmake社について報道してきたIEEEやForbesなどの主要メディアが、特別重要な転機として見込んでいる模様。また、Bitmake社とパートナーシップ関係にあるDaochainも、今回の動きに注目。香港における合法的な活動により、多くの潜在的なユーザーがWeb3関連プロジェクトに参加するきっかけを創出するものと捉えているようです。
このように、Bitmake社の今後の動向に注目が寄せられるなか、仮想通貨業界における香港の地位が一段と強化されると期待されています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000081996.html
Bitmake社 公式サイト:https://www.bitmake.com
(文・Higuchi)