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Tech JAMSS、ISSで宇宙実験支援を行う企業に選出。米国・宇宙企業の実験装置「MISSE」を活用し曝露実験をサポート

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JAMSS、ISSで宇宙実験支援を行う企業に選出。米国・宇宙企業の実験装置「MISSE」を活用し曝露実験をサポート

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有人宇宙システム株式会社(以下、JAMSS)は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)より、国際宇宙ステーション(以下、ISS)で実施する宇宙環境曝露実験*の支援を行う企業として選定され、契約を締結しました。

米国を中心にサービスを展開する宇宙企業Aegis Aerospace社(イージス・エアロスペース社)の保有する宇宙実験装置「MISSE」を用いて、JAMSTECの研究実験を支援します。

なお、Aegis Aerospace社との協業による宇宙実験支援はアジア初となり、JAMSTECの同実験は防衛装備庁安全保障技術研究推進制度(Grant Number JPJ004596)にもとづいています。

*宇宙環境曝露実験:対象となる材料をISSの外側に一定期間剥き出しでさらし、宇宙空間で材料が受ける劣化などの影響を調査する実験

宇宙環境を用いた曝露実験の研究支援

JAMSSはJAMSTECからの契約「樹脂とAl合金及びMg合金との異材接合における宇宙環境曝露実験」にもとづき、2023年度から2025年度の3年間にわたり、宇宙環境を用いた曝露実験の研究支援として、計画の立案から実験データの引き渡しまでワンストップで行います。

同実験は、難接着複合材と軽金属とをレーザ直接接合した試料を一定期間宇宙空間にさらすことにより、その接合の信頼性を評価することを目指すものです。将来、宇宙エレベータのクライマーなどの研究開発における接合技術への展開が期待されるとのこと。

なお、ISSでの曝露実験では米国企業のAegis Aerospace社が保有する実験装置「MISSE」を使用し約6カ月間の曝露実験を2回行う予定。1回目の実験は2024年春頃に米国よりISSへ打上げられ、その後、曝露環境へ移設される計画です。

ISS「きぼう」を運用する唯一の民間企業

JAMSSはISS「きぼう」を運用する唯一の民間企業です。1990年創立以来、ISS計画における「きぼう」、「こうのとり」の運用、宇宙空間における安全・安心の確保、宇宙飛行士や管制要員の訓練、宇宙実験の実施などに携わってきました。

今後も、同社は宇宙環境を利用した実験機会を国内外の研究機関や民間企業に提供し、宇宙と顧客を結ぶシステムインテグレーターとして、ポストISS時代に向けた事業活動を加速させていく方針です。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000042485.html

有人宇宙システム株式会社 コーポレートサイト:https://www.jamss.co.jp/

(文・我妻歩実)

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