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米国DataRobot社、生成AIと予測AIの統合でAIアプリの開発・実装を支援する新サービス開始

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米国・ボストンに本社を置くDataRobot社は、プラットフォーム機能とAIエキスパートによる支援サービスを含む生成AIへの新たな取り組みを発表しました。

DataRobot AI Platformに生成型AIと予測型AIの両方の機能を独自に統合し、エンタープライズグレードのAIアプリの実験・構築・展開・監視・調整を行うためのオープンでエンドツーエンドのソリューションを提供し、ビジネスにインパクトを与えます。

企業が抱く既存ツールへの懸念

DataRobot社のChief Customer OfficerであるJay Schuren氏によると、生成AIの導入を検討する企業は、セキュリティや風評リスク、特定ソリューションへの過度な依存、統合されていない断片的なソリューションによる技術的な負債の増加など、既存ツールに懸念を抱いているようです。

そんななか登場した新サービスについて同氏は、「迅速な構築や本番環境への実装を可能とし、品質管理のためのモニタリングを行い、最終的な生成AIプロジェクトの価値の実現までに必要なすべての要素を提供します」と述べています。

エンタープライズ向けの多彩な機能

今回の新サービスは、DataRobot AI Platformを基盤に、業界最高レベルのコンポーネントを統合したもの。オープンかつマルチクラウドな環境で、さまざまな機能を提供し、組織における生成AIの取り組みを加速します。

同サービスでは大規模言語モデル(LLM)、ベクトルデータベース、プロンプティング戦略をDataRobot社のNotebooks機能によって企業のデータと直接かつシームレスに統合します。

コードファーストのエクスペリエンスと事前に構築されたアシスタントのレシピにより、カスタマイズされたソリューションを迅速に開発し、要件を満たすことが可能です。

また、DataRobot社がホストするStreamlit上のアプリケーションサンドボックスを使用することで、プロトタイプを容易に構築可能。数行のコードで、エンドツーエンドのアプリを迅速に構築・実装できます。

さらに、生成AIにおけるエンタープライズグレードの監視機能も搭載。高度なモニタリング・管理・ガバナンスにより、すべての生成AIと予測AIアセットを安心して運用可能です。

運用やデータドリフトのメトリクスから、有害な言語生成発生や真実性といった生成AI固有のメトリクスに至るまでの重要な要素を測定します。ユースケースに特化したガードレールを使用すれば、アプリが本筋から外れていないことを確認可能です。

ユーザーのスキルアップを支援する専用プログラムも

この新サービスでは、応用AIの専門家によるユーザーのスキルアップを目的とした専用プログラムも提供されます。

例えば、エグゼクティブ向けワークショップがそのひとつ。今日の市場で競争力を維持するために必要となるリーダーの生成AIに関する習熟を迅速に確立できるようにします。

また、生成AIテーマ創出ワークショップ&ロードマップワークショップも提供。生成AIに関する実現価値の高い機会を体系的に特定し、優先順位を付け、リーダー・データ管理部門・利害関係者との必要な調整、ユースケースのアイデア出しから実装までに必要なノウハウを学べます。

なお、米国版では、既存のガイドラインへの準拠や、責任ある生成AIのガバナンスの構築、策定前の規制に対応するフレームワークを学べるプログラムも提供されます。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000030930.html

DataRobot 公式サイト:https://www.datarobot.com/jp/

(文・Higuchi)

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