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Tech ヴァレオ「IAAモビリティ2023」で三輪ドロイドを展示、車を遠隔操作して駐車するデモを実施

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ヴァレオ「IAAモビリティ2023」で三輪ドロイドを展示、車を遠隔操作して駐車するデモを実施

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ヴァレオは、モビリティ革命の中心で独自のポジションにあり、モビリティの将来を定義する技術の世界的なリーダー。よりグリーンで安全なモビリティを手の届きやすい価格でグローバルに提供することを目指しています。

そんな同社が、2023年9月4日~8日の期間、独・ミュンヘンで開催された「IAA モビリティ2023」に出展。業界の変革をサポートするハードウェアとソフトウェアのソリューションを披露しました。

モビリティ変革に不可欠な4分野に強みを持つヴァレオ

ヴァレオは、モビリティの変革に不可欠な4分野である「電動化の加速」「ADAS(先進運転支援システム)の加速」「インテリア・エクスペリエンスの再創出」「ライティング・エブリウェア」において、技術的・工業的なリーダーです。

また、2050年にカーボンニュートラルの実現を目指し、天然資源の保全にも取り組んでいます。

三輪ドロイド、スマート ヒート ポンプなど展示

ヴァレオは、低電圧の48Vから高電圧まで、あらゆる電動化のレベルに対応するフルレンジのソリューションを提供中。スタンダードなモジュール式プラットフォームにより、自動車のほか自転車・二輪車・三輪車・小型四輪車の電動化もサポートしています。

IAA モビリティ2023では、インバーター・車載充電器・DC/DC コンバーター・配電ユニット・eモーター・減速機を統合して使用できる新しい「6-in-1 eAxle」を発表しました。

また、ヴァレオブースでは、スウェーデンのClean Motion が考案した三輪ドロイド「EVIG」を展示。EVIGはソーラーパネルとヴァレオのe-accessパワートレインを搭載し、市場で最軽量クラスの車体とフレキシブルな貨物スペース、各種サービスへのコネクティビティによって、市街地に最適化されたラストマイルデリバリー配送を可能にするものです。

さらに、ヴァレオは効率が高くコンパクトな集中型スマート ヒート ポンプも展示。冷媒と冷却剤コンポーネントを完全統合したことで、システムの組み込みが簡素化され、ボンネットの下のスペース性が向上します。

車を遠隔操作して駐車するデモンストレーション

ヴァレオは、ADAS分野において、知覚テクノロジーのポートフォリオと、ソフトウェア定義車(SDV)の課題に対応するすべてのテクノロジーを提供しています。

例えば、信号処理・コンピューター ビジョン・データ フュージョン・車両制御用のAIベース ソフトウェアのフルスタックなど。このソフトウェア スタックはすべてヴァレオによって提供され、中央ドメイン コントローラーでホストされ、ゾーン コントローラーによって補完されます。

IAA モビリティ2023では、BMWおよびドイツテレコムと協力し、車を遠隔操作して駐車するデモンストレーションを実施。遠隔操作によるバレーパーキングサービスなど、新たなサービスの可能性を示しました。

そのほかの技術・展示

ヴァレオは、クライアントがマルチ LED ライティングの特性を管理し、車両仕様を統合し、総合的なデザインの視覚化をリアルタイムで提供できるようにするデジタル ツインを開発しました。

その背景には、ライティングが、車両の外側と内側に拡がり、信号伝達と安全性を高め、運転体験を向上させるだけでなく、コミュニケーションとブランディング強化にも活用されていることがあるようです。

また、将来の自動車は、シームレスなコネクティビティ、直観的なユーザー エクスペリエンス、価値のある自動運転と駐車機能によって差別化されると考えた同社。ADASとインテリア体験における最先端の製品を搭載した「コクーン」をブースに展示しました。

さらに、既存のヴァレオ製ワイパーブレードと比較してCO2排出量を61%削減するように設計されたワイパー「キャノピー」と、ヘッドランプの画期的なコンセプトである「PURELIGHT」も発表。これは、生物由来の材料と積層造形で設計され、材料の修理と再利用を可能にして重量を最小限に抑え、ライフサイクルを延長するものです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000004446.html

(文・Higuchi)

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