その1つである「Belly」は、2011年8月のローンチ以降、4000以上の地元提携店が加盟、60万人のアクティブユーザーをもつ、サンフランシスコで急拡大中のロイヤリティサービスだ。
「Belly」のサービスに加盟している店は、お店の利用者に向けた専用のiPadを設置する必要がある。店の利用者が「Belly」のデジタルカードを搭載したiPhoneやAndroidデバイスを、専用のiPadでスキャンすると、ユーザー情報を読み込み、デバイス内のカードにそのままポイントが加算されるようになっている。
ユーザーは貯まったポイントで、たとえばカップケーキ店で自分好みのフレーバーを組み合わせたケーキを注文できたり、店独自のオリジナルのTシャツをもらえたり、割引サービスを受けることができるなど、さまざまな特典を得られるようになる。加盟店側にとっては、ポイント目的の客がリピーターとして来訪することで売り上げにつながるメリットがあり、このサービスの加盟店において、平均20%の来店率アップを示しているという。
スマートフォンさえあれば、店ごとに発行しているポイントカードを何枚も持ち歩く必要がなく、身軽にあちこちの店を利用して、お得なサービスも受けられるこの便利なサービス。多くの人が支持しているのも不思議はないだろう。
Belly