このたび、内視鏡の画像診断支援AIを開発する株式会社AIメディカルサービス(以下、AIM)は、米国を代表するがんセンター・Memorial Sloan Kettering Cancer Center(以下、MSK)と共同研究契約を締結しました。
これにより、米国における内視鏡AIの実用性を検証するための共同研究を開始します。
早期胃がんの鑑別に特化した内視鏡AIを開発するAIM
AIMは、「世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~」をミッションに掲げる、医療AIスタートアップ企業です。100以上の医療施設との共同研究・製品開発を進め、早期胃がんの鑑別に特化した内視鏡AI製品の日本国内の薬事承認に向けて取り組んでいます。
海外展開へ向けた取り組みとしては、2021年のシンガポール国立大学病院との共同研究契約の締結、2022年のシンガポールでの現地法人設立などが挙げられます。
2023年には、ニューヨークでの米国第2号拠点開設、香港中文大学やフランス第2の国立大学病院であるHospices Civils de Lyon、スタンフォード大学医学部との共同研究契約も行っています。
米国の臨床現場で内視鏡AI活用の可能性を探る
MSKは、がんの治療および研究分野において、世界を代表するがんセンターのひとつ。今回の共同研究をきっかけに、AIMとMSKは、米国の臨床現場における内視鏡AI活用の可能性を探ります。AIMの代表取締役CEO 多田智裕氏は、以下のようにコメントしました。
日本が世界をリードする内視鏡医療の豊富な知見や実績と、アメリカ消化器内視鏡治療の第一人者であるMark A. Schattner先生や西村誠先生も所属する、アメリカ東海岸トップのがんセンターであるMSKの叡智を組み合わせることで、米国の内視鏡臨床現場でがんの見逃しを防ぎ、内視鏡医療の発展に貢献する製品のFDA承認取得を進めていきます。(一部抜粋)
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000049025.html
(文・Higuchi)
* International Agency for Research on Cancer “Cancer Today” より(2023年8月16日時点)