要介護者の睡眠データなどをシームレスに共有することで総合的なケアの提供を実現し、現場職員の負担軽減により介護サービスの質向上につなげます。
健康状態や生活リズムを確認できる「みまもり~ふ」
「みまもり~ふ」は、ベッドのマットレスの下に置くマット型の見守りセンサーで、要介護者の心拍や呼吸など生体情報、在床・起き上がり・離床、覚醒状態や睡眠状態(レム睡眠、深い睡眠など)を検知するシステムです。そのデータは、離れたスタッフルームのモニターにリアルタイムで表示。離床の動きはスマホなどにプッシュ通知やメールで知らせることができます。要介護者の覚醒・睡眠状況を把握できることで、巡回・介助のタイミングの判断がしやすくなるでしょう。
また、睡眠中の心拍動「ゆらぎ」を解析することで異変リスクも察知可能。健康状態や生活リズムを確認できるため、介護プランの作成・改善や介護日誌の作成、要介護者の家族への説明にも役立ちます。
同システムは、サーバーをローカルに設置することで施設内のみで複数のセンサーマットのモニタリング、情報管理が可能となり、一施設内での運用に便利。ただし、プッシュ通知などには、インターネット接続が必要です。
記録業務を効率化する「ブルーオーシャンノート」
「ブルーオーシャンノート」は、高齢者介護・障がい者支援・保育事業所の業務に特化した記録管理システム。PC版・Windowsタブレット版・iOS版のアプリを提供中です。利用者の基本情報やアセスメント、ケアプラン、スケジュール管理、ケア記録、日誌、連絡ノートなどの自動作成ができます。
また、記録の統計・分析、事故報告書などの各種帳票作成、各種モニタリング機能との連携も可能で、記録業務の効率化・省力化をサポートします。
「みまもり~ふ」×「ブルーオーシャンノート」
今回の連携により、「みまもり~ふ」が取得するデータが、「ブルーオーシャンノート」の記録システムに送信され自動記録されます。具体的には、心拍・呼吸など睡眠中の生体記録を設定した時間間隔で自動記録するほか、毎日1回、睡眠データから作成されるレポート(ゆらぎ健康度 ・ 睡眠クオリティ ・ 睡眠時間 ・離床回数)を自動記録します。
また、離床を検知した場合や、心拍/呼吸が設定値を超えた場合(または下回った場合)の情報も自動記録可能です。
介護医療業界で企業間の連携を進める
超高齢社会の進行で、介護医療分野においてもICT導入が進む昨今。政府は、業界一体となり医療・介護サービスを提供できるよう、異なる介護医療関連機関やサービスプロバイダー間での連携とデータ共有とを促進しています。こうした背景の中、介護医療現場の効率化やサービス品質の向上を目指しているテクノホライゾン株式会社も、業界内の連携・協業に積極的に取り組んでいます。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000022806.html
「みまもり~ふ」公式サイト:https://www.technohorizon.co.jp/lp/cs-1000/index.html
「ブルーオーシャンノート」公式サイト:https://www.bosys.co.jp/
(文・Higuchi)