神戸市消防局救急課と連携し、「mairu」を活用した大規模な実証実験、その先の社会実装に向けて準備を進めていきます。
予約が大変な福祉タクシー・民間救急
乗降支援を含んだ移動サービスの「福祉タクシー」や医療行為の伴う「民間救急」は、身体的な障がいを抱える人にとっての主な移動手段となっています。しかし、福祉タクシー業界には民間の個人事業者が多く、情報源が統一されていないため、事業者を探し、予約を取るには大変な手間がかかることもあるようです。
福祉タクシー・民間救急をすぐに予約できる「mairu」
そこで注目したいのが、予約したい福祉タクシー・民間救急がすぐに見つかるシステム「mairu」。Web上・LINE上で利用でき、5~10分で検索・予約ができるのだそう。目的地や貸出器具などの希望条件に加え、利用時間を含めて検索できるシステムにより、福祉タクシー・民間救急のスムーズな予約を実現します。
Webアプリでは条件に合ったタクシー事業者が一覧表示され、詳細ぺージからそのまま電話予約が可能。LINEでは、条件を入力すると、すぐに対応可能な事業者を探せるので、急いでいるときに便利でしょう。
神戸市での大規模実験と本格展開を目指す
株式会社mairu techは、このたびの採択を受け、神戸市消防局救急課における救急体制の逼迫の課題解決に、「mairu」導入による民間救急や福祉タクシーなどのサービスの利便性向上によって貢献することを目指します。9月以降、神戸市内にて、複数の事業者と利用者を巻き込んだ大規模な実証実験と、その先の本格的な展開を目指し、製品開発や自治体との連携を進めていくとのことです。
神戸市発の地域課題解決プロジェクト
「Urban Innovation KOBE」は、スタートアップなどと市職員が協働し、地域・行政課題を解決する神戸市発のプロジェクト。2019年より、さらなる広域の課題解決プラットフォーム「Urban Innovation Japan」として展開しており、日本全国累計22の自治体が参加しています。
2023年は神戸市が抱える3つの課題に対し、それぞれ1社ずつスタートアップ企業が採択されました。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000123414.html
株式会社mairu tech 公式サイト:https://mairutech.com/
(文・Higuchi)