展示会当日は、門川大作 京都市長、ジュール・イルマン フランス総領事らが展示を訪れ、日本を代表する「香り」のミュージアムを楽しんだといいます。
翡翠、実生柚子、高野槙を題材に匂いが切り替わる
在京都フランス総領事館によるサポートのもと開催された「京都大文字とアートを愛でる会」は、京都の伝統行事“五山送り火”とアート・ガストロノミーの融合をテーマにした特別な文化催事イベントです。多彩なプログラムが繰り広げられる今回のイベントで、VIrtualion株式会社は香りと連動したメタバースミュージアムを展示。「日本の香り」と題して、翡翠、実生柚子、高野槙などの匂いが切り替わる体験を創出しました。
香りと連動したメタバースミュージアムは、既存のミュージアムの展示が難しい匂いを発する展示品を、臨場感とともに伝えられるツールとして、地域の「香り」文化の発掘によるツーリズムの促進などの応用が期待されます。
バーチャル展示が作れるシミュレータ
今回展示した香りと連動したメタバースミュージアムは、展示シミュレータ「Virtualion(以下、バーチャリオン)」 のさらなる技術革新をアピールするものとなりました。バーチャリオンは、文化財や美術品などの資料の配置だけではなく、照明の設置や光の調整、順路の設定なども行うことができるシミュレータ。
展示物を360度回転させたり、空中で動く資料を展示したりなど、バーチャルならではの見せ方が可能です。
作成した展示はオンラインで公開したり、ミュージアム企画展のアーカイブとして活用したりできます。閲覧者は、ミュージアムに訪れたような感覚で、バーチャル上でさまざまな作品を楽しめます。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000108314.html
(文・Haruka Isobe)