「ENHUMAN」は、今まで難しいとされてきた、臨機応変な対応が求められるビジネスシーンで活躍することが期待されています。
リアルタイムかつ臨機応変に動作する「ENHUMAN」
既存のデジタルヒューマンの多くは、CG技術を用いたプリレンダーのため収録や編集が必要となり、AIを搭載しての柔軟な対応が困難とされてきました。「ENHUMAN」は、ゲームエンジン「Unreal Engine(アンリアル・エンジン)」を採用し、リアルタイムのモーションを実現しています。
また、最新のAIを搭載することで、高度なコミュニケーション能力や提案能力を発揮。搭載するAIを選択することで、利用シーンにあったカスタマイズが可能です。多言語化が容易なため、国際的なビジネスシーンの活用も見込まれています。
「ENHUMAN」の初作「ミア(Mia)」の開発は、VRベンチマークのディレクションで知られ、自身の映画やゲーム作品で世界的に高い評価を受けるエラスマス・ブロスダウ氏が担当しました。
人の目を惹き、安心感を与えるデザインとなっており、繊細な表情・人間特有の感情表現をより美しく再現しています。
幅広い活用シーンをチェック、落合陽一氏も参画
「ENHUMAN」は、AIの選択によってさまざまな業種・職種で活用できると期待されてます。例えば、受付では、予約受付や適切な情報提供を遂行します。ショップアシスタントとしては、適切な会話を重ねながら情報提供や提案を実行。ツアーガイドとしては、参加者の言語や知識にあわせてガイドを行います。
そして、エンターテインメント分野での活躍にも注目したいところ。このたび、コラボレートアーティストとして、メディアアーティストの落合陽一氏が参画しました。
落合氏は、「ENHUMAN」について、既存のデジタルヒューマンにはない精巧さを評価。また、今後の可能性について以下のように述べています。
今後の可能性は無限大だと思います。現在の機能に加えて、より高度な感情表現やリアルタイムでの複雑な相互作用の実現、さらには、個々のユーザーが自己のデジタル化をより細かくカスタマイズできるようになると良いと思います。また、デジタルヒューマンとしての社会的役割やエシカルな問題についての深い理解を得ることも重要でしょう。私たちは、この先端技術が人間の認識と意識、そして社会全体の進化を促進する道具となることを期待しています。
「ENHUMAN」の導入効果は?
「ENHUMAN」は、コピーしたデジタルヒューマンを配置できるため、全支社に同じ受付を配置することも可能。従来のポジション分の雇用と教育など、人員配置の業務を効率化できるでしょう。また、DXの象徴となり得る「ENHUMAN」を導入することで、“適切なライフワークバランス”を求める若手の採用機会の創出や、広報・PRの観点での波及効果が見込めます。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000040889.html
株式会社SAFEHOUSE 公式サイト:https://safehouse.co.jp/
(文・Higuchi)