そしてこのたび、同社代表取締役の大江航氏がプロデュースした「クリニックTEN渋谷」と共同開発した、保険医療機関向けオールインワンシステム「Fanka(ファンカ)」の提供を開始することを発表しました。
新法人設立とサービス開発の背景
昨今、オンライン診察など医療体験における変化が起きています。また、医療現場においては、病院の機能を分化する傾向も。厚生労働省によると、国が示す2025年度の病床必要量は、2013年度の許可病床数から約12%減少すると見込まれています。
しかし、病院勤務医は、2012年の17万人から2020年までで約3万人(約15%)増加。医療現場における人員の需要と供給にギャップが生まれています。
さらに、医師の働き方改革が起こり、一時医療を担う開業医が今後急増し、医院数が急増すると、「患者体験」と「収益」を両立しなければ医院経営が困難になる時代に突入する可能性が考えられるようです。
こうした状況を背景に、新法人を設立し、「Fanka」を開発しました。
患者と医療機関、双方にメリットがある「Fanka」
「Fanka」は、予約・問診・決済・LINE・電子カルテ連携などを包括したオールワンシステムです。使いやすい予約システム・来院前の情報登録・オンライン処方箋により、患者の待ち時間を改善。より良い体験から生まれた満足感は、GoogleMapなどにシェアされる仕組みです。
また、WEB予約/問診回答率を高め、一般的に発生する受付業務の大半を自動化できるのも特徴でしょう。
さらに、事後決済比率が高いため、請求やレセプト業務を現場以外の場所に集約して行うことも可能。特に複数医院の運営に対しては、大きな効率化が期待できます。
なお、「Fanka」は、IT導入補助金2023の対象サービスに認定されています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000125672.html
(文・Higuchi)