製造業の経営者への気づきや動機づけをもたらし、若手・中堅の現場担当者にとってはより実践的なDX化推進の知見を得る機会となりそうです。
製造業DXが進まない理由
同センターによると、製造事業者においては、IoTやAIに関する情報について、体系立った整理が成されず断片的な情報を受け取るに留まっているケースがあるとのこと。そのため、IoTやAIによるものづくりの環境変化や対策を読み解けず、導入へ踏み出せない状況にあるようです。
また、ITベンダー側も製造現場の課題を捉えきれていないこと、課題がシステム領域ではなく現場のマネジメントそのものであることなどを背景に、有効な技術・知見の共有や提供を十分にできていないことも現状だといいます。
DX推進ワークショップ概要
このたびのDX推進ワークショップでは、これらの克服を前提に、DX環境を理解した上で事例をベースにDXの本質をとらえ、スマートファクトリー化のフレームワークを学習。実際の企業を想定、課題を抽出し、解決策を導き出すことにフォーカスします。受講の対象となるのは、自社でDXを推進する意志のある企業の経営者や担当者、DXで自社の製造現場の課題解決を考えている企業の担当者。ICTおよびIoT、AIの基礎知識を持っている人を中心に募集しています。
申し込み締切は2023年9月13日(水)17時で、定員は先着30名(1組織2名まで)、参加費は5,000円/名。会場は小牧中部公民館(小牧市小牧5丁目253番地)。
3回にわたるDX推進ワークショップの内容
なおDX推進ワークショップは3回にわたり開催します。1回目は、2023年9月21日(木)13:30~16:30に開催。講義内容は、DX環境の理解/事例をもとにDXの本質を考え、スマートファクトリー化のフレームワークを学ぶというものです。
2回目は、9月27日(水)13:30~16:30に開催。小牧市内でも早くからDX化を推進している株式会社名友産商および栄和産業株式会社の製造現場を訪問し、具体的な取り組みをヒアリングするほか、質疑応答など行います。
3回目は、10月4日(水)13:30~16:30に開催。各人が実際のテーマへのDX導入について考えるディスカッションや発表などを行う予定です。
講師は、ワクコンサルティング株式会社 ディレクターコンサルタントの山崎隆氏。同氏は、公益法人横浜企業経営支援財団の技術アドバイザー、公益財団法人ソフトピアジャパンのスマート経営アドバイザーなども務めています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000118597.html
公式サイト:https://komaki-nipc.jp/archives/2276
(文・Higuchi)