自宅のタブレット、店側のスマートグラスをつなぐ
「飯綱町お買い物サポートプロジェクト」では、自宅の「タブレット」と店側の「スマートグラス」をつないで、自宅にいながら買い物ができるサービスを提供します。同町から委託された“お買い物サポーター”が店頭でスマートグラスを装着し、利用者がタブレットを通してポインター機能を使用し、欲しい商品をリアルタイムに示しながら音声で伝えるという仕組みです。
利用者は、実際の店舗を見ながらその場にいるかのように複数の商品を選択して、購入可能。購入した商品は、お買い物サポーターが宅配し、代金と引き換えで渡します。
利用の流れ
同サービスを利用して注文できる店舗は、「いいづなマルシェむーちゃん」「セブン−イレブン三水普光寺店」「第一スーパー飯綱店」「農産物直売所さんちゃん」など15店舗です(2023年7月24日時点)。注文できるのは、プロジェクト期間内の毎週火曜日・木曜日の13:00~と15:00~(除外日あり)。町内の高齢者(原則65歳以上)および高齢者などで組織する団体らを対象に、利用料は原則無料で展開します。
希望者は、利用希望日の前日の正午までに電話またはHPで申し込みます。買い物当日に、町が指定したデジタルサポートメンバー(身分証を持参)が、タブレットなどを持って自宅を訪問し、買い物をサポートするという流れです。
なお、各予約時間につき、1名までの先着制。1回1,000円を超える買い物に協力します。
昨年度のプロジェクトで好評を得て、今年度も展開
飯綱町では昨年度、少子高齢化、過疎の進行、二次交通の不足などにより、食料品の買い物などの移動に課題を抱える住民が増加していることから、スマートグラスとタブレットをつないで買い物を体験する「買い物支援実証実験プロジェクト」を実施しました。その結果、利用者の非常に高い満足度と今後の期待が大きかったことなどを受け、「長野県地域発元気づくり支援金」を活用し、今年度から「飯綱町お買い物サポートプロジェクト」として実施することとなったようです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000076519.html
(文・Higuchi)