これに伴い、スマホ上での市役所「総社市スマホ市役所」を開設し、順次機能を拡張していく方針です。
行政サービスの「めんどくさい」をゼロに
行政サービスを利用する際、市役所への来庁や窓口での書類記入など、住民にとって「めんどくさい」ことが多くあります。また、行政職員にとっても、紙で提出された情報を手入力するなど「めんどくさい」事務処理があるようです。
これらの「めんどくさい」を解決すべく、岡山県総社市と株式会社Bot Expressは連携協定を締結しました。
協働事業内容は、以下の通りです。
- 説明書不要なオンラインサービスをすべての行政分野で実現
- 該当するすべての住民が給付金などの行政サービスを受けられるよう「PUSH型」による行政サービスの充実
- 「待ち時間ゼロ」の行政サービスの実現
- 住民の声を広く集められる仕組みを構築し、住民の声を可視化
- 生成AI等の新技術を用いた対話型応答システムによる住民サービスの提供に向けた検証
- DXによる住民サービスを実現するための職員の育成
- 高齢者、障がい者、外国人等が使いやすいサービスの研究と実装
- 上記1〜7を実現するための各種規則等の整備
「総社市スマホ市役所」開設
連携協定の締結に伴い、「総社市スマホ市役所」を総社市LINE公式アカウント上に開設。リッチメニューをリニューアルし、新たに防災専用メニューも構築しました。今回は、ごみの捨て方について自動応答する機能、月に1度しか収集されないごみの収集日通知機能、市内道路の不具合について写真や位置情報とともに市に通報できる機能、災害時の避難所を事前確認できる避難所検索機能を実装しています。
「掲示+申請」から「プッシュ通知+確認」へ
「総社市スマホ市役所」のコンセプトは、“住民サービスを「掲示+申請」から、「プッシュ通知+確認」へ”です。該当する住民に給付金などについてプッシュ通知を発信し、住民が確認すれば申請不要で手続きが完結する仕組みなどを実現していきます。
まずは、出産・子育て応援給付金支給事業において、「プッシュ通知+確認」の仕組みを構築する見通しです。
協定締結式でデモを発表
総社市役所にて行われた協定締結式では、これまでの行政サービスのあたりまえを覆すデモも発表しました。「プッシュ通知+確認」の仕組みを公開したほか、生成AIを活用し、国や市の複雑な制度を住民が調べる必要をなくす、24時間の回答窓口を発表しています。
株式会社Bot Expressについて
2019年創業の株式会社Bot Expressは、「日本の行政サービスをアップデートすること」をミッションとして、官公庁・自治体に特化したシステムを開発し、人の代替となるサービスを作っています。このたびの総社市とのパートナーシップによって、これまで以上の早さで、住民・市職員双方の行動変容につながるサービスを実装し、フィードバックを受けて改善を重ね、これまでにない行政サービス体験を作っていきたいとのことです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000096169.html
(文・Higuchi)