しかし、DXの進化に伴うメリットを存分に生かし、次代へビジネスチャンスを拓き続ける企業は、国内外にいくつも存在しているとのこと。
雨宮寛二氏による『世界のDXはどこまで進んでいるか』(新潮社)では、その方法論から具体的な企業の事例までを分かりやすく解説します。本体定価は820円(税込)。
デジタル技術を取り入れる数々の企業
完全自動運転を見据えたテスラの挑戦、独自のAIシステムをシステムを構築するウーバー、「インテリジェント・リテール」を確立したウォルマート、「新小売から新産業」へのデジタルシフトを進めるアリババ、都合3度のDXでスケールアウトを成し遂げたネットフリックス、人工知能で社会課題の解決を目指すマイクロソフト……。国内でも旭化成、クボタ、東芝、JVCケンウッド、ユニクロ、ジンズ、アステラス製薬など、デジタル技術を果敢に取り入れることで、新たな価値を創り出すビジネスモデル、さらには業界の仕組みを再構築する動きがひとつの潮流として生まれています。
企業活動の全体最適を伴う変革の可否を分けるのは、あくまでも“人材”とされており、今後はアーキテクチャーの認識力や思考力を持つ人材の重要性がさらに増し、個人や組織、そして社会の変容が求められることになると伝えています。
2030年代を見据えた「DX変革」を解説
『世界のDXはどこまで進んでいるか』では、社会・経済環境の変化がもたらす危機の大波を先進的企業はいかに乗り越え、次代のビジネスを切り拓いているのかを含め、2030年代を見据えた「DX変革」を解説。第1章では「デジタル化を進めるための方法論」、第2章では「企業の『全体最適』を達成するための戦略論」、第3章では「DXの現在地、未来社会への大変革」について記載しています。
著者・雨宮寛二氏について
同書の著者・雨宮寛二氏は、淑徳大学経営学部教授。ハーバード大学留学時代に情報通信の技術革新に刺激を受け、日本電信電話株式会社に入社後、中曾根康弘世界平和研究所などを経て現職に。
主な著書に『2020年の最重要メーケティングトピックを1冊にまとめてみた』『サブスクリプション』などがあります。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001094.000047877.html
(文・Haruka Isobe)