今後はリアルの店舗のみならず、メタバース上において、資産形成に役立つ情報提供や、アバターの来店者が参加できる楽しいセミナーやイベントなどを計画しています。
昭和10年建築の本店をメタバース上に構築
フィリップ証券の親会社であるPhillipCapital(本社:シンガポール)は世界16か国と地域で展開し、現在世界26の主要な金融取引所の会員権を有するグローバル金融グループです。フィリップ証券は1944年に成瀬証券として生まれ、2002年にシンガポールに拠点を持つPhillipCapitalグループの一員となりました。成瀬証券時代からの地域密着型営業とグローバル展開が強みです。
同社は今回、メタバース上にレトロ感のある昭和10年建築の本店をデジタルツイン(*)支店として開設しました。
デジタルツイン支店では、参加者が時間的制約、物理的制約、身体的制約などを受けることなくセミナーやイベントに参加したり、サービスを受けたりすることが可能です。
デジタルツイン*…現実の世界から収集したさまざまなデータを、まるで双子であるかのように、コンピュータ上で再現する技術
今後はバーチャル店長を就任させる予定
フィリップ証券はセミナーやイベント運営に関して、投資家メディアを運営する株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドと協業しながら、これまでの「金融」の枠にこだわらず、インフルエンサーと協力して訪問者が楽しいと思えるような支店を作り上げたいと考えているといいます。今後は生成AI技術を駆使し、デジタルツイン支店にバーチャル店長を就任させる予定。訪問者が気軽にいろいろなことを質問できる環境を整えていく狙いです。
また、フィリップ証券のみならず「日本のウォールストリート」と称される兜町の新旧さまざまな店舗や建築物をメタバース上に再現し、兜町における地域貢献へと結び付ける方針です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000086859.html
(文・Haruka Isobe)