今後、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(以下、JRE)が開発する、国内の再生可能エネルギー発電所へ、高度なデジタル運用モデルを導入し、運用効率の加速・強化を目指します。
JREオペレーションズとEnvision Digital
JREオペレーションズは、JREが展開する国内約90ヶ所の再エネ発電所にて、設備管理・運転保守・アセットマネジメント事業資産を担う、再エネ発電所の運営・管理会社です。
Envision Digitalは、CO2フリーエネルギーへのシフトを加速し、すべての人類の生活の質を向上させることを目的とする、企業・行政・都市のためのネットゼロ技術パートナー。
日本・米国・英国などに14の事務所を持ち、世界中で550GW以上のエネルギー設備を同社のプラットフォーム上で管理しています。
90カ所の再エネ発電所に高度な運用モデル導入
JREオペレーションズとEnvision Digitalは、JREの太陽光発電所および風力発電所の計90カ所に、遠隔監視・分析システムを導入するための枠組み合意に署名。再エネ発電所向けの高度なデジタル運用モデルを共同で開発します。
そして、JREの再エネ発電所に導入し、2030年までに排出量を46%削減、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという日本政府の目標に貢献したいとのことです。
再エネ向け運用管理システム「EnOS Bazefield」活用
共同開発にあたり、Envision Digitalが提供する再エネ向けデジタルソリューション「EnOS Bazefield」を活用します。
同ソリューションは、高性能な汎用リアルタイムデータエンジンと、発電所データ改善に向けた示唆を含む有用データに変換する可視化・分析ツールを備えた運用管理システム。
スケーラブルで堅牢なシステムにより、ユーザーごとにカスタマイズされたダッシュボード上で、すべての再エネ発電所からのデータを一元的に処理し、ポートフォリオ全体に対するアラート・監視・制御を効率的に実施することが可能となります。
また、詳細な稼働率の自動計算、アラームやイベントの統計処理、パワーカーブ分析による低性能状態の検出など、発電所パフォーマンスを最大化するための強力な分析機能を提供します。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000125254.html
(文・Higuchi)