その業務内容があまり知れわたっていないこともあるが、大企業でなければ相談できないのでは、と思わせるとっつきにくさが存在するのは確かだ。
しかし、今はIT隆盛期。アプリやwebサービスを生業とする小さな企業が、毎日どこかで産声を上げている。経営に関する助言が必要な会社は、山ほどあるはずだ。
そんな時代の流れを敏感にキャッチし、誕生したサイトが「コンサルまとめ」である。ユーザーとコンサルタント、お互いが理解し合える仕組みによって、近寄りがたいイメージを払拭。規模の大小に関わらず、多くの経営者へ相談の門戸を開いてくれた。
サービスを考案したのは、Ascent Business Consulting。専務取締役の廣瀬 雅史(ひろせ まさし)氏から、詳細を伺った。
充実のQA!ビジネスの疑問をサイト上で解決
Q1、サービス開始に至るまでのきっかけと経緯について、お聞かせください。
きっかけは、2つあります。
1つは、クラウドワークス上場が象徴するように、日本でも働き方が大きく変わってきているな、と感じたことです。
これまでは会社に所属してフルタイムの労働を提供し、それに対して給与をもらうというものでしたが、今後はよりプロジェクトワーク型(目的ありきで行う有限の仕事)の働き方が広がっていくだろう、と実感しました。(中略)
こうした流れの中で、コンサルポータルをより発展させたサービスが必要ではないか、と考えるようになったのです。
もう1つは、コンサルポータルの活動そのものに起因しています。コンサルタントという職業は、同業者以外にはなかなかご理解いただけず、頑張って説明しても、うまく伝わらないということが、これまでにも多々ありました。(中略)
世の中には困っていても、課題解決のために、コンサルタントが何をしてくれるかわからない、という人が大勢いるのではないか。もしそうなら、世の中のビジネス上の課題を抱えている人たちに対し、コンサルタントがどういった支援をできるのか、知ってもらうきっかけを作りたい、そう思ったのです。
こうした観点から「コンサルまとめ」の構想が浮かび、大急ぎで企画を固めてサイトを構築し、2ヶ月でリリースした次第です。
Q2、「コンサルまとめ」とは、どんなサービスなのでしょうか?
ビジネス上の課題に悩む方と、コンサルタントをつなげるサービスです。
最大の特徴は、サービスを通じて、ユーザーとコンサルタントが、相互理解できる点にあります。
ユーザーは、回答コンサルタントの得意ジャンルやプロフィールを閲覧しながら、ビジネス上の疑問をその道の専門家に質問することができます。
より具体的な相談をしたい場合、QA内容やプロフィールを参考に、お気に入りのコンサルタントと直接つながることも可能です。
コンサルタント側は、自身のプロフィールを公開できる他、コンサル業界のトピックを閲覧できるようになっています。
サービスは、ユーザーからコンサルタントへの具体的な個別相談がプロジェクトになった場合を除き、すべて無料でご利用いただけます。
中小企業やベンチャー経営者が利用しやすい体制を作っていきたい
Q3、本サイトの中心利用層となるのは、どのような人たちなのでしょうか?
特に対象としているのは、中小企業やベンチャー企業で経営や実務に関わっている方、起業家の方です。
コンサルティングはこれまで、大企業中心に提供されてきたサービスですが、ベンチャーや起業家の方だって、解決しなければならないことはたくさんありますし、むしろ過去事例がなかったり、リソースやコストが限られていたりして、課題解決が難しくなっているのではないか、と思われます。
コンサルタントは課題解決にあたって、さまざまな形で関与することができますし、工夫次第で予算内のご支援も可能です。
まずは本サイトの無料QAを最大限活用しながら、コンサルタントとのコミュニケーションのきっかけを作っていただきたく存じます。(中略)
Q4、今後の展開について、教えてください。
サービス開始に間に合わなかったページ・機能がありますので、これらを少しずつ拡充していきます。
また、弊社の汐留・新橋のコワーキングスペース「Basis Point」とコラボしながら、起業をめざす方やフリーのコンサルタントの方々をより支援できる環境・体制作りに努めたい、と考えています。
よりよいサービスになるよう、日々改善していきますので、応援よろしくお願い致します!
コンサルまとめ