株式会社クラフターが提供する「Crew」は、ChatGPTをビジネス利用で安全に活用するための業務効率化ツール。2023年7月7日(金)より、群馬県庁でトライアル導入されています。
入力データがAIの学習に利用されない
「Crew」は、OpenAIへのデータ受け渡しを制限し、入力データがAIの学習に利用されないセキュアな設計。個人情報などのセンシティブ情報を検知し非表示にするほか、デフォルトの除外ワードに加えて会社特有のNGワードを登録できます。また、アップロードした企業書類をもとに回答することもでき、繰り返し発生する同等作業や、異動者・採用者のオンボーディングトレーニングを効率化できます。
登録は、企業メールアドレスででき、OpenAIにおいて個別に登録する必要はありません。管理者はユーザー権限を設定できます。また、ユーザーごとの利用状況やチャット履歴を確認可能です。
グループチャネル機能を使えば、複数人で情報を共有できます。
群馬県庁でトライアル開始
群馬県庁では、ChatGPTの業務での活用を検討しており、「Crew」が有する高度な権限管理やセンシティブな情報の検知、グループ共有、社内書類の管理などの機能に着目し、トライアル導入に至りました。想定される活用業務は、ネット情報の要約、翻訳、アンケート作成、挨拶文の草案などです。
株式会社クラフターが目指す「Crew」の今後
株式会社クラフターは、7カ国のメンバーが所属しており、経営経験を持つメンバーも多く在籍。マネックスグループ株式会社の完全子会社化となり、新経営体制を構築し、社会的信用のある事業を展開しています。「Crew」は今後、数百枚に及ぶ議会答弁や要綱などに関する回答への品質改善やサービスの拡張を行い、より多くの企業や地方公共団体の業務効率化に貢献するツールを目指します。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000023100.html
(文・Higuchi)