企業のプロジェクトに合わせてカスタマイズされた専用のデジタルエージェントが、経営や管理などにおける課題を解決します。
専門性と正確性を有する回答を生成
「ChatMax」は、アップロードされたPDF、DOCX、TXT、URL形式の資料をもとに自己学習と定義を実行。企業の製品・業務・顧客を理解したうえで、顧客の問い合わせ対応のほか、さまざまなタスクをこなすため、業務効率化と顧客満足度向上が期待できるでしょう。また、専門性と正確性を向上させるため、大規模なプレトレーニングで広範な言語知識と文法構造を習得した後、特定の業界領域のデータでトレーニングを実行します。
さらに、文脈をより良く理解するためのアルゴリズムとモデルを設計する場合も。これにより、問題の前後の文脈や特定の領域の知識を考慮して、より正確で合理的な回答を生成できます。
“でたらめな回答”をなくす仕組みを構築
「ChatMax」では、“でたらめな回答”を排除するため、データフィルタリングと審査の手法を使用する場合があるようです。審査を通過した高品質なデータのみが「ChatMax」のトレーニングと最適化に使用されます。また、ユーザーフィードバックメカニズムにより、チャットダイアログウィンドウで不合理なケースにフィードバックが可能。このフィードバックは、「ChatMax」のモデルとアルゴリズムを改善するために使用され、さらなる“でたらめな回答”の削減に役立ちます。
受付ロボット・AI配送ロボットに応用予定
「ChatMax」の技術は、将来的に、受付・案内用のロボット「GreetingBot Mini」やAI配送ロボット「LuckiBot Pro」など、日本で発売されているロボットにも応用される予定です。「GreetingBot Mini」は、Orion Starが独自開発した音声機能と視覚機能、大型タッチパネル、複数台のロボットと連携できるシステム、55cm以上の幅をスムーズに移動できる走行性能などを搭載。人を検知し、自主的に挨拶やコミュニケーションを行います。
「LuckiBot Pro」は、レストランなどで活躍するロボット。料理識別カメラを搭載し、マルチセンサーにより安全に料理を運びます。
これらのロボットに「ChatMax」が応用されれば、さらなる業務効率化と顧客満足度向上が期待できそうです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000110665.html
(文・Higuchi)