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ECブランドが週単位で出店できるリアル店舗「THE [ ] STORE」、渋谷のRAYARD MIYASHITA PARKに誕生

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ECブランドがリアル店舗出店を検討する際、運営の人的リソースやノウハウの不足、出店コスト、リアル店舗でのデータ取得などが課題となり、出店に踏み出せないケースが多数あるようです。

そんな中、株式会社SUPER STUDIOと三井不動産株式会社は、渋谷のMIYASHITA PARK内の商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」にて、ECブランドが週単位で出店する店舗「THE [ ] STORE」を、2023年7月15日(土)にオープン。

ECブランドのリアル店舗出店に伴う課題を解決し、ビジネス成長を支援するとともに、来店客には、“行くたびに新しいブランドに出会える”店舗での新たな体験を提供します。

「THE [ ] STORE」の特徴


株式会社SUPER STUDIOは、2022年6月に三井不動産株式会社より出資を受け、ECブランドへのOMOソリューションの提供に取り組む協業を開始しました。

THE [ ] STORE外装イメージ

「THE [ ] STORE」は、このOMOソリューションの施策として提供する初のリアル店舗。ECブランドが週単位で出店できる運営スタイルで、店舗名の[ ]には、出店するECブランド名などを入れることを想定しています。

THE [ ] STORE内装イメージ

店内の接客は、「THE [ ] STORE」常駐スタッフが担うため、出店ブランドの人員確保は不要。店内には、ブランドの世界観を最大限表現できるよう、大型モニターやデジタルサイネージ、可変式の什器などを用意しており、初期費用を抑えつつ最適な空間を演出できます。

来店客は、商品に紐付けられたQRコードをスマホで読み取ることでECのように購入でき、店頭受け取りと自宅配送を選択可能。この仕組みにより、顧客データの取得、それに基づく継続的なマーケティング、継続購入率の分析、定期購入の訴求が可能となります。

また、店内や店外に設置されたAIカメラで来店者の行動・目線データを取得し、商品配置や店舗内導線についてデータを基に改善できるのもポイントでしょう。

「次世代EC構想」を描く株式会社SUPER STUDIO


株式会社SUPER STUDIOは、商品・広告・顧客・受注・システムなど、さまざまな領域の管理機能を備えたEC基幹システム「ecforce」を提供しています。

例えば、ショップ作成・商品管理など基本的な構築機能を完備した“ECカート機能”や、顧客の購買データ・個性を表すデータを一元管理し高精度なマーケティング戦略を実現する“パーソナライズ機能”などを搭載。APIオプションでMAツールなど外部連携も可能です。

同社は、「ecforce」を中心とするさまざまなプロダクトを通じ、マーケティングからサプライチェーンまでEC事業運営における全工程にデータを活用した最適なPDCA運用を可能とする「次世代EC構想」の実現を目指しています。

三井不動産株式会社 ベンチャー共創事業部


三井不動産株式会社において、今回の取り組みを推進しているのは、2015年に設立されたベンチャー共創事業部です。

ワークスペース・CVC・コミュニティという切り口でスタートアップを支援する「31VENTURES」をはじめ、新規事業やイノベーション創出のスキルを学ぶQスクールなどを展開する「BASE Q」、次世代の街づくりに資する共同事業を進める「未来特区プロジェクト」を推進しています。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000016245.html

(文・Higuchi)

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