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八丈島のリゾートホテル、下げ膳ロボット「Hola Bot」導入。離島の人手不足などの課題解決へ

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人口減少や高齢化による人手不足問題は大きな社会課題ですが、国内外の離島ではより一層深刻化しているといいます。

そんな中、株式会社DFA Robotics(以下、DFA Robotics)は、中国のPudu Robotics社が提供する下げ膳特化型の配膳ロボット「Hola Bot(ホラボット)」を、東京・八丈島のリゾートホテル『リードパークリゾート八丈島』に提供。

オペレーションの効率化やスタッフの身体的負荷削減を実現しています。

労働力は減少傾向、8割以上の町民が不安


年間約12万人の観光客が訪れる人気観光地の八丈島。しかし、島内の八丈町での観光業の従事者数と町全体の生産年齢人口(15~64才)は、減少傾向にあります。

2016年に同町が公表した「八丈町人口ビジョン 八丈町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の町民アンケート調査では、人口減少問題について、町民の約84%が不安を抱えおり、雇用や観光振興などの施策推進が望まれていることがわかりました。

下げ膳に特化した「Hola Bot」


そこで、DFA Roboticsは、島の観光・産業・経済の活性化を目指す新たな施策として、リードパークリゾート八丈島にHola Botを提案しました。

Hola Botは、身体的負荷の高いバッシング業務(下げ膳)に特化したロボット。1度に60kgまで回収できること、防水規格IPX5に準拠する高度な防水性能などが特徴です。

また、スマートウォッチひとつで呼び出せるのも特徴。独自の障害物回避機能やサスペンションなどによってスマートに作業ポイントへ移動します。なお、1回4.5hの充電で、10〜24hの連続走行が可能です。

リードパークリゾート八丈島がHola Botを導入した結果、スタッフが持ち場を離れず業務に集中できるようになり、顧客との会話を楽しむ時間が生まれたといいます。

ロボティクスソリューションカンパニーDFA Robotics


DFA Roboticsは、ロボティクスソリューションを提供する企業です。2021年11月より本格的に配膳ロボット事業へ参入。約1年間で3,250台以上の配膳ロボットを全国に導入しました。

今後は、世界中の離島を含めた各地域が抱える人手不足などの課題解決に向け、ロボティクスソリューションを提供する構え。

また、配膳ロボットの単一作業での課題解決だけでなく、サービスロボット全般を活用したロボット×システム連携によるマーケティングなど、未踏領域への挑戦および新たな未来を創造していくといいます。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000028572.html

(文・Higuchi)

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