利用者がアプリで洗濯機の空き状況を確認できる
「Smart Laundry」は、コインランドリーにおける従来型サービスの課題解決と洗濯乾燥機の多機能化のため、2017年に発表されたコインランドリー専用のIoTシステム。コインランドリー利用者とオーナー双方の負担を軽減します。
同システムの専用スマートフォンアプリでは、利用者が近隣の「Smart Laundry」の洗濯乾燥機・洗濯機・乾燥機の空き状況を確認することが可能。コインランドリーに到着してから洗濯機などが空くのを待つといった時間を削減します。
また、洗濯や乾燥が完了したら利用者のスマートフォンに終了通知が送信される機能もあり、「うっかり洗濯物を取り忘れる」という心配もなくなりそうです。
さらに専用アプリでは、盗難やのぞき対策のため、利用中の洗濯乾燥機や洗濯機の窓を透明から曇りガラス状にワンタッチで切り替えができたり、ドアロックをかけられたりと、洗濯物を保護する機能を用意。利用回数に応じてグレードアップするステイタス機能も実装しています。
オーナーが抱える集客・トラブル処理などの悩みを解消
コインランドリーのオーナーが抱える悩みとして、集客戦略やトラブル処理、経営効率化などが挙げられます。
「Smart Laundry」の専用スマートフォンアプリのステイタス機能では、Smart Laundry洗濯機を利用することで獲得できる仮想メダル「スマートメダル」を貯めて、コインランドリーの利用者が便利なサービスやお得な特典を利用することが可能。利用回数の多い人へ付加価値を提供することで、リピート率の向上が見込めます。
スマートメダルは、洗濯・乾燥の終了通知の後、利用者が洗濯乾燥機などに3分間表示されるパスコードをアプリに入力することで獲得可能。利用者がゲーム感覚でメダルを獲得しながら楽しく洗濯物をピックできるようになることで、オーナーが抱える「洗濯物放置」といった悩みの解消にもつながるでしょう。
さらに遠隔操作可能なコールセンターシステムにより、両替機返金操作や実機の使用中止・再開などといったトラブルへの即時対応を実現。なお「Smart Laundry」の機器はシステムで一元管理するため、オーナーは管理画面の操作のみで毎月の売上げ確認や店舗情報管理を行えます。
新たにクレジットカード情報保持機能を搭載
「Smart Laundry」ではこれまで、利用者がアプリからクレジットカード決済を選択した際、利用者にその都度カード番号を入力してもらう様式でした。しかし長年利用している利用者から、よりスムーズな決済についての要望が多かったためアップデートにて情報保持機能を実装。クレジットカード情報を一度入力すれば、以後カード情報の入力はスキップ可能となります。
カード決済がより便利になることで、オーナーにとってはキャッシュレス化による釣銭補充や売り上げ回収の回数削減などにもつながりそうです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000053641.html
公式サイト:https://smartlaundry.jp/benefit/
(文・我妻歩実)