具体的には、ゲーム感覚で楽しみながら廃棄物問題の解決に貢献できる「Sort to Earn」ゲームを企画しています。
Web3の知見、AI・遠隔操作の技術を活かして
Rita Technologyは深層学習、マシンビジョン、IoT、クラウドなど、さまざまな技術を組み合わせて顧客のニーズにマッチするシステムを開発している企業です。2019年には国産AIを搭載した廃棄物選別ロボット「URANOS(ウラノス)」をグループ会社であるウエノテックス株式会社と共同で開発、発売しました。
一方、DEAは2020年5月にGameFiプラットフォーム「PlayMining」のサービスを開始し、2023年6月現在で全世界100カ国以上、270万人を超えるユーザーを有しています。
DEAは直近、GameFi事業を運営する過程で蓄積した「トークンインセンティブ×ゲーミフィケーション」の知見をさまざまな社会課題解決に活用する取り組みに着手しています。
DEAとRita Technologyは今回、新しいテクノロジーを活用して社会課題の解決を目指す方向性に共鳴。DEAのWeb3の知見、Rita TechnologyのAI・遠隔操作の技術という双方の強みを活かして、新しい社会課題解決型ゲームの開発に取り組むことで合意しました。
クレーンゲーム感覚で廃棄物の選別を体験
DEAとRita Technologyで開発を進めているのは、ユーザーがクレーンゲーム感覚で廃棄物の選別を体験でき、ゲームプレイによってDEAPcoin(DEP)を獲得できるPlay to Earnの要素を持つ社会課題解決型ゲーム。実際の廃棄物処理場に設置されたロボットアームと連動し、遠隔操作で廃棄物の仕分けを実際に行うモードを備えることが予定されています。なお、詳しいゲーム内容は追って公開されるとのことです。
Rita Technology代表取締役の上野光陽氏は「廃棄物の選別作業はリサイクルを進める上で非常に重要な作業にもかかわらず、キツい・汚いというイメージから廃棄物処理業界では労働者不足に悩まされています。ゲームをしながら選別作業が行えることで廃棄物処理業界のイメージを変えること(中略)で労働者不足の解決になると信じています」と語ります。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000173.000047612.html
(文・Haruka Isobe)