建物をデジタルツインとして仮想空間に再現
ROOVは未竣工の建物や、アクセスが不便な立地にある建物を、仮想空間上にデジタルツインとして再現するプラットフォームです。いつでも・どこでも・誰とでも簡単に空間イメージを共有し、空間理解の障壁であった時間・場所・経験による制約からユーザーを解放してコミュニケーションを拡張します。
現在、新築マンション販売においては多くの採用実績を誇っており、2022年10月からは戸建て住宅分野でも、商談から設計時のコミュニケーションを効率化するソリューションとして提供されているそう。
さらにオフィス、物流倉庫、そしてアリーナなど、住宅領域以外へのソリューションとしての活用が拡がっています。
LEDビジョンを設置し、ROOVを投影
これまでの新築分譲マンションは、物件ごとに建設予定地の近くに開設するマンションギャラリーに設置され、特定の部屋タイプのモデルルームと間取図によって販売されることが多かったそう。しかし、三井のすまい 池袋サロンでは従来のタイプのモデルルームは設置せず、最大幅約7mの3面LEDビジョンを壁および床面に設置し、ROOVを投影。
これにより、VRモデルルームでは実寸大で室内の広さ、サイズ感を体験することができます。
また、同サロンで販売予定の“パークホームズ西池袋”は、全タイプのプラン図を実際と同じサイズでVRモデルルームに投影。顧客それぞれが検討する全部屋タイプのプランを、実寸大で体感可能です。
「Life-styling × 経年優化」をサポート
販売拠点の集約化は、これまでの物件ごとにモデルルームを制作・販売終了とともに廃棄されていた従来の販売手法から脱却し、カーボンニュートラルの実現に寄与するといいます。今後、スタイルポートはROOVのテクノロジー提供により、三井不動産レジデンシャルの全住宅事業のブランドコンセプトである「Life-styling × 経年優化」をサポートし、持続可能な社会の実現・SDGsへ貢献する方針です。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000031224.html
「ROOV」サービスサイト:https://styleport.co.jp/roov/
(文・Haruka Isobe)